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「3×3トップリーグ担当審判研修会」オンライン実施のご報告
2022年6月4日
オンライン講習会参加者の様子
3x3 FIBA レフェリーの伊藤亮介氏 (写真左上部) の解説で講習会は進んだ
当協会 (JBA) では、各ブロックから推薦され選考会に合格した審判員を 3×3 トップリーグ担当審判員として「Japan Tour EXTREME」「3×3.EXE PREMIER」など国内トップレベルの 3×3 大会へ派遣しています。
(直近 3 年はコロナ禍のため担当選考会は未実施)
そこで、去る 5 月25日 (水) に 3×3 トップリーグ担当審判員を対象にオンライン研修会を開催いたしました。
研修会では、3×3 FIBA (国際バスケットボール連盟) 公認レフェリーの伊藤亮介氏の解説で、国内外で実際に起きたプレー映像を見ながら判定基準を確認。3×3 FIBA レフェリーを対象に実施された FIBA 主催ウェビナーで強調された点も確認しながら進行しました。
これまで、3×3 における触れ合いに対するファウルの判定基準として、「事実」「責任」「影響」のうちの「影響」について、バランスやボールを明らかに失った場合にファウルを宣する『アドバンテージ、ディスアドバンテージ』の考え方をメインに用いていましたが、FIBA が東京2020オリンピックに向けて触れ合いに対する判定基準をより 5 on 5 に近づけたことを踏まえ、FIBA 標準の判定基準の周知を行いました (詳細は「3×3 プレーコーリング・ガイドライン」をご参照ください)。
今後シーズン終了まで、トップリーグ担当審判間で定期的な情報共有を行いながらトップリーグにおける判定基準の標準化、さらには国内の 3×3 審判技術の向上を目指して研鑽を続けていきます。
JBA では、3×3 競技規則・公式解説に則り、3×3 における判定基準を「3×3 プレーコーリング・ガイドライン」として文書化し、映像クリップへのリンクとともにすべての皆様へ公開しています。プレーヤー、審判員が同じ認識で試合に臨むため、ファンの皆さんが試合を楽しむ一助としてご活用いただけますと幸いです。
○ バスケットボール競技規則2022ページはこちら>>
○ 3×3 プレーコーリング・ガイドラインはこちら>>
【出席者コメント】
■ 柳生志乃 審判員 (兵庫県)
接触に対する判定基準が 5 on5 に 近づくことで不必要に悪質な接触がなくなり、スポーツマンシップの精神が向上するのは非常にいいことだと考えます。ただし、笛が多く入ることでゲームのスピード感がなくなるのは競技特性として違うと思うので、やはり 3×3 のタフなバスケットボールを追求したいです。早い段階で声やコールで試合をクリーンにし、後半はスムーズでタフなゲーム運びを心がけたいと思います。
■ 豊島浩章 審判員 (東京都)
新しい判定基準を周知徹底し、それをゲームでしっかりと発揮できる準備をするとともにスキルを磨いていきたいと思います。個人的には処置ミスをなくし、特にクロック、得点、ファウルなどを適切に把握することを徹底していきたいです。