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2019年度 新規A級審判員強化研修会 開催報告

2019年4月3日

インストラクターとして参加した加藤誉樹 JBA 公認プロフェッショナルレフェリー

試合後に行われた映像ミーティング

 当協会 (JBA) では、去る3月25日~27日の3日間、「新規A級審判員強化研修会」を開催しました。この研修会は新規A級審判員の技術向上を目的としており、2019 年度の新規 A 級審判員の中から希望した計41名が参加しました。
 参加者は、アリーナ立川立飛で開催された B.LEAGUE U15 CHALLENGE CUP 2019 にて試合を担当し、試合後に審判インストラクターから映像ミーティングでメカニクス、判定基準の理解、ゲームコントロール、プレゼンテーションの4つの視点からフィードバックを行いました。
 新規 A 級審判員は、ブロック推薦を受けた A 級審判員とともに国内最上位である S 級審判審査会に参加します。JBA では引き続き、よりよいバスケットボール環境、審判環境の構築に取り組んでまいります。

 
■担当審判インストラクター
・阿部 哲也 (T 級審判インストラクター)
・上田 篤拓 (FIBA レフェリーインストラクター / T 級審判インストラクター)
・漆間 大吾 (1 級審判インストラクター / S 級審判員)
・加藤 誉樹 (1 級審判インストラクター / S 級審判員 / JBA 公認プロフェッショナルレフェリー)
・橋本 恵一 (1 級審判インストラクター / S 級審判員)

■ JBA 上田篤拓 (FIBA レフェリーインストラクター / T 級審判インストラクター) コメント
 今回の研修では、実際に B.LEAGUE や W リーグで行っているのと同様に試合映像を検証することで、トップリーグのレフェリーがどのような観点で試合に取り組んでいるかを体験してもらいました。その中で、メカニクスやプレゼンテーションの意識をコートでの正確な判定につなげることをポイントにフィードバックを行いましたが、参加していただいた皆さんのメカニクスがトップリーグで行われているクオリティーに非常に近かったことに驚かされました。全国的にメカニクスの基礎が浸透してきていることを実感するとともに、日々更新される情報を取り入れにいく意欲の強さを感じて嬉しく思いました。
基礎の次は、そのメカニクスは何故あるのか、どうしてそう設定されているかなどの根拠にも探究心を持ち、正しい判定でバスケットボールの魅力を引き出せるよう、引き続き全国各地で切磋琢磨しながら技術向上に取り組んでいただきたいと思います。