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【重要】JBAからのメッセージ -FIBAからの通知に先立って-

2014年11月7日

バスケットボールに関わる皆様
(ステークホルダーの皆様)

拝啓 時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。日頃より当協会(JBA)の活動に対して格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
 ここのところ、多くのメディアから日本のバスケットボール界の出来事について大きく取り上げられており、皆様方には多大なご心配とご迷惑をおかけしておりますことを、深くお詫び申し上げます。

 さて、すでに当協会公式ホームページ等でお知らせいたしましたとおり、JBAは去る10月31日(金)、国際バスケットボール連盟(FIBA)からの指摘事項(JBAのガバナンス強化、男子日本代表チームの強化、統一リーグ問題)に関する回答書をFIBAに提出いたしました。
 回答段階で、特に統一リーグ問題については三者(JBA、NBL、bjリーグ)間の合意に至らず、FIBAからの制裁が不可避の状況となっておりますが、FIBAからの通知に先立ちまして、皆様にJBAからのメッセージを発信させていただきます。
 なお、JBAの回答書に対するFIBAからの通知内容につきましては、通知が届き次第、皆様にも速やかにご報告させていただきます。

 これまでFIBAと会話をさせていただくなかで、FIBAのバウマン事務総長からは、「2020年の東京オリンピックに向け、いまがJBAが本当に変われる最後のチャンスである」「仮に制裁を受けることになっても、日本のバスケットボール界のさらなる発展に向け、長期的な視野をもってしっかりと改革を進めるべきであり、FIBAはそれを支援する」とのメッセージをいただいております。FIBAからの、これまで以上に強い指摘は、日本の変革と再生に対する期待の証であります。

 JBAといたしましては、仮に今回制裁の判断が下されたとしても、FIBAの大原則である「プレイヤーズ・ファースト(選手第一主義)」の精神に則り、まずは2016年に開催されるリオデジャネイロオリンピックの予選出場への道が閉ざされることのないように、そして日本のバスケットボール界の将来的な発展を見据え、制裁の早期解除に向けて引き続き全力を尽くしてまいります。
 また、プレイヤーの皆様をはじめ、すべての関係者の方々に信頼される開かれた組織体制を構築すべく、一致団結してJBAの改革に取り組んでおります。

 このような現状ではありますが、今後もウインターカップやオールジャパンなどの各種大会、アンダーカテゴリーを含む男女日本代表チームの強化活動や育成活動、3×3関連事業などの国内事業につきましては実施させていただく予定です。

 最後に、重ねまして皆様方にご心配をおかけしておりますことをお詫びいたしますとともに、皆様方におかれましては、今後とも引き続き当協会の活動にご理解とご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。
                                               敬具

公益財団法人日本バスケットボール協会
会長職務代行  丸尾 充