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JX-ENEOSウインターカップ2012 第4日目終了 -男子3回戦・女子準々決勝 12試合実施-
2012年12月26日
「東日本大震災」被災地復興支援 JX-ENEOS ウインターカップ2012 平成24年度 第43回全国高等学校バスケットボール選抜優勝大会は第4日目。メインアリーナのみ3コートにて女子準々決勝、男子3回戦が行われました。
女子準々決勝を勝利したのは、聖カタリナ女子、山村学園、桜花学園、昭和学院であり、インターハイと全く同じ4チームがベスト4に出揃いました。インターハイ準決勝は、桜花学園 83-73 昭和学院、聖カタリナ女子 89-84 山村学園という結果でした。明日の準決勝の対戦はインターハイとは入れ替わり、「昭和学院 vs 聖カタリナ女子」「桜花学園 vs 山村学園」の2カードです。
これまでのゲームデータを見比べると、桜花学園は総得点がトップの273点、失点数も一番少ない162点。どちらも他のチームと比べても20点ほどの差があります。リバウンド総数でも桜花学園が165本でトップに立ち、続く山村学園の149本とは16本差。3Pシュート成功率は、山村学園がこの4チームの中では唯一3割を越え、35.6%(59本打って21本成功)と確率良く成功させています。山村学園のエース#4増岡 加奈子選手は、平均33点を挙げ、得点ランキング2位(1位は佐賀清和#14東島 瑠葵選手/平均35点)。聖カタリナ女子の3Pシュート試投数は87本。4チームの中で2位となる山村学園の59本と比較しても圧倒的に多く、決まってくれば一気に得点力が上がる可能性を秘めています。対戦する聖カタリナ女子と昭和学院は、ともに1年生センターが先発。木村珠貴選手(聖カタリナ女子#15)は総数6点、8リバウンドに比べ、赤穂さくら選手(昭和学院#12)は総数59点、39リバウンドとスタッツでは大きな差が現れています。この2人のマッチアップも楽しみのひとつです。泣いても笑っても、女子はあと2日。クライマックス突入です。
男子はベスト8が出揃いました。明日の準々決勝の組み合わせは以下の通りです。
延岡学園 vs 桐光学園
光泉 vs 洛南
尽誠学園 vs 福岡大学附属大濠
札幌日本大学 vs 北陸
女子とは打って変わって、インターハイとは大きく違った顔ぶれとなった8強チーム。インターハイ優勝校・延岡学園、準優勝校・洛南の2チーム以外は、3回戦までで敗退。ウインターカップではその雪辱を晴らし、準々決勝までたどり着きました。本日の最終戦で、船橋市立船橋を大逆転で破った北陸のように、これから先は自力もさることながら、勢いも勝利へ向けた原動力となります。さらに勝って勢いをつけたい準々決勝は、見応え十分です。
昨日お伝えした通り、出場男女全100チームが平和を祈願して20枚ずつの折り鶴を作り、広島県立基町高校バスケットボール部が仕上げた千羽鶴を、県立広島皆実男子キャプテン平田 匠選手、女子キャプテン萱嶋 沙羅選手が代表して、広島平和記念公園に捧げるセレモニーが行われました。また、熱戦の舞台としての役割を終えたDコートでは、「JXバスケットボールクリニック in WINTER CUP 2012」が行われ、元女子日本代表の萩原美樹子さん、田中利佳さん、内海亮子さんが中学生を対象にしたクリニックを開催。その後、内海知秀 女子日本代表ヘッドコーチによる指導者講習会も行われ、日本代表で実際に行っている技術を伝授しました。明日のDコート(11:00~13:00)では、「バスケキッズフェスティバル」が行われ、元男子日本代表の佐古 賢一さんが講師を務めます。参加募集は締め切りましたが、見学は自由ですのでこちらも合わせてお楽しみください。
ウインターカップもあと3日。明日(12月27日)からメインアリーナ1面体制となり、迫力ある高校生たちの熱戦をじっくりとご堪能いただけます。明日も当日券は8:00より会場となる広島グリーンアリーナにて販売を予定しています。J SPORTSでは全試合生放送中。熱き戦いをご覧ください。