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激戦制しアイシン、JXともに決勝進出 大会7日目トピックス
2011年1月8日
男女準決勝を迎えた「第86回天皇杯・第77回皇后杯 全日本総合バスケットボール選手権大会(以下オールジャパン2011)」は4試合が行われ、ファイナリストが決まりました。
女子準決勝第1試合、富士通レッドウェーブ(WJBL3位)とトヨタ自動車アンテロープス(WJBL2位)。負ければ終わるトーナメントゆえに両者とも粘りのあるディフェンスを繰り広げ、ロースコアなゲーム展開。しかし後半になると一転、慌ただしく得点が動き出し一進一退の攻防を繰り広げる両チーム。息詰まる接戦の中、トヨタ自動車が7点リード。しかし粘る富士通は終了間際、#22立川の連続シュートで74-72、劇的な逆転勝利で決勝進出を決めました。富士通の決勝進出は2年ぶり、3年ぶりの優勝を目指します。
女子準決勝第2試合はJXサンフラワーズ(WJBL1位)vsデンソーアイリス(WJBL4位)。今シーズンのWリーグ開幕からこのオールジャパン準決勝まで連勝街道をひた走るJX。そのJX相手に序盤から激しいディフェンスで対抗するデンソー。第3ピリオド終了時点で40-34、JXのリードはわずかに6点。しかし第4ピリオド、JXは4連続得点を挙げ、一気にたたみ掛けると点差が広がり61-46、JXが4年連続決勝進出。3連覇まであと1勝となった。
男子準決勝第1試合はパナソニックトライアンズ(JBL3位)vsトヨタ自動車アルバルク(JBL2位)。両チーム合わせて24本もの3Pシュートが決まる大激戦。第1ピリオドはトヨタが速い攻撃でリードを奪うも、第2ピリオドではパナソニックがひっくり返して逆に5点差をつけ、35-30で前半終了。トヨタアルバルクは#10岡田、パナソニックは#1木下などの3Pシュートを決め合う激しい展開の中、残り5.8秒、#20カスタスの3Pシュートが決まって79-76。3点差でパナソニックが接戦を制し、8年ぶりの決勝進出を決めました。
男子準決勝第2試合、アイシンシーホース(JBL1位)vs日立サンロッカーズ(JBL5位)は昨年の決勝と同じカード。4年連続、初めての優勝の夢をアイシンに阻まれ続けた日立が序盤から勢いに乗り、第1ピリオドは19-6と一気に13点差をつける。アイシンが徐々に点差を縮め始めながらも、日立が逃げ切りを図る。第4ピリオド、残り1分42秒にアイシンは同点に追いつき、続けざまに逆転シュートが決まるものの、勝利を譲れない日立も値千金のブザービーターで50-50、40分間で決着がつかず延長戦へ。開始早々、連続7得点を挙げたアイシンが延長の主導権を握り、67-60で勝利。苦しみながらも4連覇に王手をかけました。
富士通レッドウェーブvsJXサンフラワーズの女子決勝は、明日1月9日(日)14時より試合開始。今年度の皇后杯をかけた最後の戦いをお楽しみください。そして今試合の模様はNHK教育にて生放送されます。こちらも是非ご覧ください。
男子決勝は1月10日(月・祝)、4連覇を目指すアイシンシーホースと14年ぶりの日本一を狙うパナソニックトライアンズが激突します。同じく14:00トスアップ、前売りチケットはお早めにご購入ください!