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2016・2017年度(平成28・29年度) JBA登録料改定のお知らせ ~よりよいバスケットボール環境構築に向けて~

2016年2月16日

 当協会では、ガバナンス改革委員会の答申に基づき、2016・2017年度(平成28・29年度)よりJBA登録者(チーム/競技者/指導者/審判員)の登録料を改定することとなりました。
 つきましては、下記の通りお知らせいたします。JBA登録者の皆様におかれましては、本改定にご理解、ご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

 
■2016・2017年度(平成28・29年度) JBA登録料改定のお知らせ
 ~よりよいバスケットボール環境構築に向けて~

JBA登録者(チーム/競技者/指導者/審判員)の皆様

 登録者の皆様には、いつもバスケットボールを愛好・支援してくださり、本当に有難うございます。

 今、日本バスケットボール界は、FIBA(国際バスケットボール連盟)制裁に象徴される近年の「混迷期」から、新たな発展を目指した「改革期」に移行しようとしています。

 日本バスケットボールの統括組織である、公益財団法人日本バスケットボール協会を始め、この組織を構成する都道府県バスケットボール協会、本年秋に開幕する「B.LEAGUE」、そして各種連盟など、全ての組織が一丸となって、日本バスケットボール界の発展のために、現在様々な改革を進めているところです。

 この度、その改革の一環として、よりよいバスケットボール環境構築に向け、2018年度からの登録料体系の抜本的な改革を前提に2016年度および2017年度の登録料を期間限定で改定することとさせて頂きました。

 今回の登録料改定は、皆様にはご負担増となる改定内容となりますが、日本のバスケットボール界を支えるための大切な資源として、必ずや日本のバスケットボールのプレー環境がよりよくなるよう、また、世界の舞台でより大きく羽ばたけるよう、これまでの日本バスケットボール界を根幹から改革していくため、有効に活用させて頂くことをお約束させて頂きます。

 何卒、本改定にご理解、ご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

 
■「登録料金改定内容」と「競技環境充実のための新たな取り組み」について

1.2016年度・2017年度 登録料の改定について

(1) チーム加盟料・競技者登録料
一般(大学・専門学校等含む) 12,000円/1,200円
U-18(高専含む) 6,000円/700円
U-15 4,500円/700円
U-12 3,000円/600円

*加盟種別に関わらず、一律チーム加盟料2,000円増、競技者登録料200円増となります。
*U-12(ミニ)の小学校3年生以下については、現行通り競技者登録料は無料です。
*この他に、「都道府県協会」、「全国連盟(ブロック連盟)」、「都道府県連盟」にてそれぞれ設定された登録料が別途必要となります。

(2) コーチ登録料
JBA公認S級コーチ 未定
JBA公認A級コーチ 3,700円
JBA公認B級コーチ/JBA公認B(F)級コーチ 2,700円
JBA公認C級コーチ 1,700円
JBA公認D級コーチ 3,200円
JBA公認E-1級コーチ/JBA公認E-2級コーチ 1,200円(初回事務手数料)

*ライセンス区分に関わらず、一律コーチ登録料200円アップとなります。
*JBA公認E-1級コーチ、JBA公認E-2級コーチの初回事務手数料については2016年度・2017年度に新規登録を行う場合のみ、上記金額が適用されます。(2015年度までに資格を取得している場合、追加徴収は行いません。)
*JBA公認A級~C級コーチについては、従来通り、上記とは別途日本体育協会への登録料(10,000円/4年)の納入が必要となります。

(3) 審判登録料
S級 30,200円(内、都道府県分10,000円)
A級 15,200円(内、都道府県分5,000円)
B級 8,200円(内、都道府県分3,000円)
C級 6,200円(内、都道府県分3,000円)
D級 4,200円(内、都道府県分1,000円)
E級 2,700円(内、都道府県分500円)

*審判ライセンス制度は2016年度よりこれまでのAA級、A級、日本公認の3段階からC級・D級・E級を加えた6段階の新ライセンス制度に変更になります。
*上記2016年度・2017年度の審判登録料は、新ライセンス制度の審判登録料にそれぞれ200円が加算された金額となります。
*これまではJBAで定めた審判登録料以外に都道府県協会や連盟にて設定された登録料が別途必要となっていましたが、今後はライセンスに応じた全国一律の登録料となります。

 
※審判の新ライセンス制度の詳細については、JBA公式サイト等で改めてご案内いたします。

※2018年度以降の登録料については、地域によって大きな格差がある登録料単価の是正を図るなど、チーム・競技者の登録制度体系を抜本的に見直す予定にしているため、改めて別途ご連絡させていただきます。

 
2.競技環境充実のための新たな取り組みについて

 登録料改定(チーム2,000円増、競技者・コーチ・審判200円増)によって生まれる新たな財源は、子どもからシニアまですべての年代におけるバスケットボール競技環境を充実させるための基盤作り等に活用していきます。

<U-12>
 U-12年代では、子どもたちがバスケットボールを楽しめる環境を作ること、発育発達段階に応じた適切な指導を受けて成長できることが重要なことです。しかしながら、試合に勝つことに重きを置いた練習や指導など「勝利至上主義」の考え方がまだ数多く存在しています。特にこの年代においては、これまで以上に指導者育成の充実を図り、「勝利至上主義」からの脱却を徹底していきます。また、各種大会の再検討や低年齢でもバスケットボールに触れ、楽しめる環境の創出に取り組んでいきます。

<U-15・U-18>
 U-15・U-18年代では、大会の多くがトーナメント形式で試合機会(試合数)の不平等が生じています。また、中学1年次・高校1年次では試合出場機会が少ないこと、中学3年次・高校3年次では夏以降バスケットボールを続ける環境がないことが大きな課題です。さらに近年では部活動を離れたクラブチームとしての活動が活発化してきていますが、そこで活動するチーム・競技者の参加できる公式大会がありません。今後、各種大会の整理・見直しを行うとともに、リーグ戦導入の推進、競技レベルに応じた試合数の増加や各年代での試合出場機会の創出、クラブチームが参加できる公式大会の新設を推進していきます。

<一般(大学・社会人等)>
 現在、実業団、クラブ、教員、家庭婦人、大学、専門学校と各連盟単位に分かれた活動が多く、限定された範囲での活動となっています。各連盟の垣根を越えて、バスケットボールに参加できる環境を拡げるためにリーグ戦導入を推進し、競技レベルや趣向に応じた試合環境を増やしていくとともに、より多くの人がバスケットボールを続けられる環境を構築していきます。また、生涯スポーツとしてシニア層向けの大会の新設を含む環境整備を行い、シニア層の活動の充実を推進していきます。

 
※「登録料金改定内容」と「競技環境充実のための新たな取り組み」の詳細については、下記ダウンロードページをご確認ください。