JBA会長ごあいさつ

2018年、夢をつなぎ、夢を広げる一年に

 皆さま、こんにちは。日本バスケットボール協会会長の三屋裕子です。平素より当協会に対し格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

 さて、2018年を迎え昨年を振り返りますと、2015年から着手してきたさまざまな改革が、関係者ならびにファンの皆さまのご理解に後押しされ、少しずつながらも成果として結実し始めた1年でした。

 男子日本代表チームは世界的名将フリオ・ラマス氏をヘッドコーチに迎え、いままさに2019年のFIBAバスケットボール ワールドカップ2019、2020年の東京オリンピックに向けた厳しい戦いを繰り広げています。

 一方、女子日本代表チームは、昨夏のFIBA女子アジアカップ2017において3連覇を達成し、その目はすでに、今年開催される女子ワールドカップ、そして2020年東京オリンピックでのメダル獲得へと向いています。

 他にも、昨年6月には3x3がオリンピックの正式種目に採用され、12月には、2023年のFIBAバスケットボール ワールドカップ2023の予選ラウンド開催地に沖縄が選ばれるなどの嬉しいニュースもありました。

 アンダーカテゴリーにおいても、ユニバーシアードに出場したU23女子日本代表チームが銀メダルを獲得したのをはじめ、男女の別なく、5人制、3人制ともに、その舞台が世界へと広がっているのが、日本バスケットボール界の現状です。

 選手たちの活躍に加え、オリンピック、ワールドカップなど、世界最高レベルのバスケットボールをより身近に感じられるようになったいま、トップチームから愛好者の方々、応援してくださるファンの方々まで、日本バスケットボール界の夢が広く、大きくつながり始めています。

 その点で、本年2018年からの数年は特に、日本バスケットボール界の未来を占う重要な時期だと言えます。私たちは、日本バスケットボール界のためにも、そして未来を担う子どもたちのためにも、一歩ずつ着実に前進し続けていく決意を新たにするところです

「バスケットボールで日本を元気にします!」

 私たちはバスケットボールを愛するすべての方々と力を合わせ、その実現にまい進します。
 今後とも引き続き、当協会に対するご理解とご支援を賜りますよう、よろしくお願いいたします。


2018年1月
公益財団法人日本バスケットボール協会(JBA)
会長  三屋 裕子