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第17回アジア競技大会 バスケットボール最終日 男子日本代表チームは16:00より、カザフスタンと銅メダルを賭けたラストゲームに臨む

2014年10月3日

20年振りの銅メダル獲得を目指すハヤブサジャパン

チームを引っ張るエース#6比江島 慎選手


 「第17回アジア競技大会」14日目。昨日、一足早く全日程を終えた女子日本代表は諦めずに戦い抜き、残り30.9秒から逆転し銅メダルを獲得しました。ハヤブサジャパン 男子日本代表チームを率いる長谷川 健志ヘッドコーチは、就任時より「日本人の良さを生かしたい」と話していましたが、それが諦めない気持ちであり、まじめに取り組む努力です。女子日本代表チーム同様、男子日本代表チームにもその力が十分に備わっており、日本人の良さを発揮し、男女揃っての銅メダル獲得を目指します。

 3位決定戦の相手は、1次予選から勝ち上がってきたカザフスタン。長谷川ヘッドコーチは、「日に日に良くなっているチームです。予選ラウンドのゲームを見た時は大きいだけかと思っていましたが、段々と良くなっています」と話しているように、勝ち上がってきたことで勢いに乗っているチームです。2mの選手が5人おり、フィジカルも強く、準決勝のイラン戦は接戦となり、終盤は一時リードをしていました。最後はイランのビッグマン#15EHADADI選手にブザービーターを決められ、78-80と惜しくも2点差で敗れましたが、どちらが決勝にいってもおかしくはない試合でした。

 カザフスタンといえば、思い出されるのが男子日本代表チームにおいて、過去最低となるアジア10位に終わった2009年のFIBA ASIA選手権。9位決定戦でカザフスタンと対戦し、最後にひっくり返されて73-77で敗退。不名誉な記録を作ってしまいました。しかし、そのコートに立っていたのも今では#10竹内 公輔選手と♯15譲次選手の2人だけ。過去を払拭し、新しいハヤブサジャパンの確固たるスタイルが今、生まれそうな予感がしています。

 若手期待のエース#6比江島 慎選手は、このチームの手応えを感じ取っています。「しっかりディフェンスから入って、昨年よりも早い展開に持ち込めていますし、そこからフィニッシュまでいけているのが大きいです。オフェンス回数も多くなっていると思いますし、それが日本のバスケットが目指すところです。良い方向に向かっていますし、これを続けていくだけです」

 20年振りのメダル獲得へ向け、ハヤブサジャパンは最終戦を迎えます。3位決定戦・日本 vs カザフスタン戦は、本日、10月3日(金) Samsan World Gymnasiumにて16:00より運命のティップオフ。#6比江島選手は「本当に勝ちたいと思う気持ちが上の方が勝つ」と言っており、心身ともに準備万全にしメダルマッチへ臨みます。ハヤブサジャパンにとっては今年度最後の試合。ご声援よろしくお願いいたします。