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男子U16日本代表:エントリーキャンプレポート「全国大会で優勝した経験が、このレベルの高い合宿でも生きてくる」岩朝ローマ選手

2025年4月4日

昨年の第32回日・韓・中ジュニア交流競技会に出場し、ライバルの高さを体感してきたホーキンス然選手

岩朝ローマ選手はスリーポイントシュートでアピール

 今年9月にモンゴルで開催が予定されている「FIBA U16アジアカップ2025」へ向け、男子U16日本代表は候補選手を選考するエントリーキャンプを4月1日〜3日に実施。今年1月の「京王Jr.ウインターカップ2024-25」や、先日終わったばかりの「インフロニアB.LEAGUE U15 CHAMPIONSHIP 2025」で活躍した選手をはじめ、31名を招集。アレハンドロ・マルティネスヘッドコーチは3日間の合宿で日本代表が世界のスタイルを伝え、国内とは違うプレーが求められることを意識づけます。

 最初の日本代表カテゴリーであり、集まった選手たちにとってははじめてのことばかりです。マルティネスヘッドコーチはミスを許容しつつも、「連続して同じミスをしてはいけない」ことを強調します。日本が大きな海外の相手にミスなくチームルールを遂行することが、大きな相手に勝利するための近道です。「数多くのミスを巻き返すようなチャンスは国際大会では簡単ではない」と選手たちに伝え、また短期間でチームを作らなければならないからこそ、一つひとつの練習に対する集中力を高めていました。

 京王Jr.ウインターカップ2024-25を制したRIZINGS徳島の岩朝ローマ選手(開志国際高等学校)は、「全国大会で優勝した経験が、このレベルの高い合宿でも生きてくると思います」と自信を持って練習に参加。「自分の武器はスリーポイントだと思っているので、シュートを積極的に打ってアピールしていました」と臆することなく存在感を示します。

 RIZINGS徳島の後輩である平岡泰介選手とともに、京王Jr.ウインターカップ2024-25でベスト5に選出された琉球ゴールデンキングスU15の宮里俊佑選手(琉球ゴールデンキングスU18)と越 圭司選手(Concordia Lutheran Schools of Omaha)、四日市メリノール学院中学校の白谷柱誠ジャック選手(福岡大学附属大濠高等学校)と一緒にプレーする機会となり、「慣れるまでに少し時間がかかるかもしれませんが、積極的に仲を深められるように話し合って、日本代表として良いプレーができるようにしたいです」と新たなケミストリーが生まれはじめています。その効果により、「ディフェンスは及第点を与えられる」とマルティネスヘッドコーチはコミュニケーションが取れていたことを評価します。

 一方、課題も多く、「ディフェンスではもちろん足を動かすことが大事ですが、同じく相手のパスミスを誘うためにもしっかり手を広げて守らなければならず、プレッシャーをかける手がまだ使えていません。リバウンドは日本バスケ界にとって成長しなければいけない大事な部分です。国内では大きいかもしれないですが、国際試合では見上げるような選手も多くいます。全員がボックスアウトを徹底し、全員でリバウンドを取ることも意識させています」 とマルティネスヘッドコーチは徹底させます。

 昨年、男子U18日本代表として第32回日・韓・中ジュニア交流競技会に出場した早生まれの今野瑛心選手(仙台大学附属明成高等学校)とホーキンス然選手(開志国際高等学校)。「人生で初めて日の丸を背負って海外で試合をし、ものすごく緊張しました。対戦相手には220cmの選手や大きくてもシュートが入る選手がおり、体格もパワーも余裕で負けていました」とホーキンス選手は世界との差を実感します。日本の課題であるリバウンドですが、「通用する部分もありました。ボックスアウトを絶対に忘れずに、オフェンスでもディフェンスでもリバウンドをたくさん取っていきたいです」とホーキンス選手はきっかけをつかんだようです。

 後輩が多いこの合宿では、「年下とは思えないほど上手い選手がたくさんいるので、気を抜くことができません。年上だからとは考えず、まずは全員に勝つ気持ちで練習しています」とトライアウト突破を目指します。その上で、「今回は年下の選手たちが多い中で、昨年とは違った緊張感があります。早生まれの選手としてみんなを引っ張っていきたいですし、高校バスケを1年間やってきた成果を示せるようにしたいです」と心身ともに成長した姿を見せています。

 4月を迎え、平岡選手以外の中学生は高校バスケへ進み、所属が新しくなりました。今合宿で学んだことを発揮することで、新たな環境にも早く慣れることでしょう。

■エントリーキャンプ メンバー(4月1日以降の所属)
今野 瑛心(仙台大学附属明成高等学校2年)
ブレイク ジェレマイヤデービット海斗(琉球ゴールデンキングスU18)
常見 寛章(国際アート&デザイン大学高等課程2年)
ホーキンス 然(開志国際高等学校2年)
端野 恵音(金沢学院クラブU15→藤枝明誠高等学校1年)
白谷 柱誠ジャック(四日市メリノール学院中学校→福岡大学附属大濠高等学校1年)
越 圭司(琉球ゴールデンキングスU15→Concordia Lutheran Schools of Omaha)
友寄 快星(琉球ゴールデンキングスU15→北陸学院高等学校1年)
鈴木 柊矢(四日市メリノール学院中学校→浜松開誠館高等学校1年)
川瀬 悠良(浜松開誠館中学校→土浦日本大学高等学校1年)
松下 凌大(MEIHO EAGLES→四日市メリノール学院高等学校1年)
川島 啓一郎(長崎ヴェルカU15→福岡第一高等学校1年)
黒田 健斗(立川ダイスU15→福岡大学附属大濠高校1年)
プラット 聖也(長崎ヴェルカU15→長崎ヴェルカU18)
熊谷 歩志(HRD BASKETBALL CLUB→佐久長聖高等学校1年)
高川 大地(松伏ブライトベアーズ→昌平高等学校1年)
アダム・エルマスリ(横浜ビー・コルセアーズU15→横浜ビー・コルセアーズU18)
宮里 俊佑(琉球ゴールデンキングスU15→琉球ゴールデンキングスU18)
山越 蓮大(ABILITIES→つくば秀英高等学校1年)
宮本 ハク(TOKUSHIMA RJ→尽誠学園高等学校1年)
片根 琥珀(茨城ロボッツU15→土浦日本大学高等学校1年)
今西 大良(京都精華学園中学校→京都精華学園高等学校1年)
伊藤 騎士(BRUINS→北陸学院高等学校1年)
関口 凛太朗(越谷アルファーズU15→藤枝明誠高等学校1年)
栗本 富美也(ライジングゼファー福岡U15→福岡大学附属大濠高校1年)
山田 祐玖(横浜ビー・コルセアーズU15→東海大学付属諏訪高等学校1年)
岩朝 ローマ(RIZINGS徳島→開志国際高等学校1年)
黄木 幹太(仙台市立五橋中学校→福岡大学附属大濠高校1年)
大谷 陽心(Bandits→美濃加茂高等学校1年)
イヘツ グットラックチネドゥ(Tokyo Samurai→開志国際高等学校1年)
平岡 泰介(RISINGS徳島)