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男子日本代表:トム・ホーバスヘッドコーチ 契約継続会見開催

2024年11月5日

記者会見に登壇した三屋裕子会長とトム・ホーバスヘッドコーチ

 パリ2024オリンピックまで男子日本代表を率いてきたトム・ホーバスヘッドコーチの契約継続会見が都内で行われました。契約継続の経緯ならびに所信表明メッセージをご紹介致します。11月中旬のBリーグ中断期間に合宿をスタートさせ、11月21日(木)に日環アリーナ栃木で開催されるFIBAアジアカップ2025 予選(Window2)へ向かいます。

■日本バスケットボール協会 会長:三屋裕子
 パリ2024オリンピックへ48年ぶりに自力出場を果たし、トム・ホーバスヘッドコーチ就任時は35位だった男子日本代表の世界ランキングを21位まで上げることができました。それらさまざまな要因を評価し、あらためてトム・ホーバスヘッドコーチの継続をオファーし、本人から承諾していただき、記者会見を開催させていただきました。

 私は2016年にバスケットボール協会の会長に就任して以来、東京2020オリンピックまでは女子日本代表を、それ以降は男子日本代表のヘッドコーチとして指導する姿をずっと見てきました。女子日本代表では、スーパースターはいないけどスーパーチームを作ると言って、東京2020オリンピックで銀メダル獲得。男子日本代表では、パリ2024オリンピックで世界を驚かせると挑戦しました。掲げていたベスト8の目標には届きませんでしたが、十分世界を驚かせるプレーの数々を見せてくれました。銀メダルに輝いたフランス代表にあと一歩というところまで追い詰め、そして希望を見せてくれました。

 オリンピックでの1勝を挙げることは今回も叶いませんでしたが、十分にトム・ホーバスヘッドコーチの下でチームのポテンシャルはまだまだ秘めていると感じています。ロサンゼルス2028オリンピックまでを視野に入れて、続投を依頼しました。

■男子日本代表 ヘッドコーチ:トム・ホーバス
 パリ2024オリンピックではベスト8の目標は達成できなかったですが、対戦相手から受けるリスペクトが変わりました。それは本当に大きな一歩になったと思います。3年間をかけて準備してきたオリンピックが終わり、自分にはリフレッシュする時間が必要でした。アメリカに帰ってリラックスし、1ヶ月ほどバスケのことは考えていませんでした。そしてJBAからオファーをもらって、次の仕事はどうしようか悩みました。

 3年前に女子日本代表から男子日本代表のヘッドコーチになり、当時も相当なチャレンジになるとは思っていましたが、予想以上に難しかったです。でも、ロサンゼルス2028オリンピックまで4年後へ向けたチャレンジは、なにをすれば良いかがもう分かっています。自分に自信がなかったり、イメージと合っていなければ大変だと思いましたが、パリ2024オリンピックのときよりもさらにレベルアップできると感じています。選手たちとも話をし、男子日本代表チームの仕事はまだ終わっていません。それは選手たちも同じ想いであり、それほどのエネルギーがあれば行けると思いました。ロサンゼルス2028オリンピックへ向けた新しいチャレンジになりますが、楽しみです。

■FIBAアジアカップ2025 予選(Window2)
日本 vs モンゴル

2024年11月21日(木) 19:00(日環アリーナ栃木)

日本 vs グアム
2024年11月24日(日) 14:00(日本時間)
グアム大学フィールドハウス