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男子日本代表:第3次強化合宿(SoftBank CUP2024 東京大会 直前合宿)スタート「僕のオールラウンドのプレーが発揮しやすいスタイルなので楽しみ」八村塁選手

2024年6月29日

渡邊雄太選手は昨年のFIBAワールドカップ前と同じ状況も前向きに準備

3年ぶりに変わらぬ笑顔で日本代表に戻って来た八村塁選手

 男子日本代表は7月5日・7日に有明アリーナで韓国代表と強化試合を行う「SoftBank CUP 2024 (東京大会) 」へ向け、第3次強化合宿がスタート。その後の世界大会まで28日となり、ついにNBA選手たちが合流しました。

 東京2020オリンピック以来3年ぶり、トム・ホーバスヘッドコーチが指揮を執ってからはじめて日本代表に戻って来た八村塁選手。「またこうしてナショナルトレーニングセンターに帰って来られたのが、僕としてもうれしいです」と感想を述べ、仲間たちの輪に入りました。昨年のFIBAワールドカップでの日本代表の戦いを見ていた八村選手は、「ホーバスヘッドコーチのバスケスタイルは僕にすごく合っていると思います。速攻を出すところや、僕のオールラウンドのプレーが発揮しやすいスタイルなので楽しみです」とイメージはできあがっているようです。

 3年前は渡邉飛勇選手のひとつ上の23歳であり、「これまでの日本代表では年下の方でしたが、今は僕も上の世代になり、新しいメンバーと一緒にプレーできるのもすごく楽しみです。若い選手たちに影響を与えたいですし、それによってチームとして上がって行くと思っています」と3年間のアメリカでの経験を注入します。

 日本復帰を表明しましたがNBAの契約期間を経て、渡邊雄太選手も練習に参加できる時期がやって来ました。しかし、報道陣の前で発した第一声は、「実は6月初旬からふくらはぎをケガし、先週に悪化させてしまい、本番までに時間がない中で治るかどうかという状況です」と初日の練習にも不参加。誰よりもこの日を待ち焦がれていたのが渡邊選手であり、「焦る気持ちやこのタイミングで…という苛立ちも正直言ってあります」と心境を吐露します。

「昨年もFIBAワールドカップ前にケガをしましたが、本番ギリギリで間に合ってやり切った経験があるのをプラスに捉えています。今は治療に専念し、できることに全力を尽くして、本番までに少しでも足を良くすることに心がけていきたいです」

 これからコンディションを上げていかなければならない二人ですが、彼らの加入は日本代表にとっては大きな刺激となり、チーム力を高めていきます。