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日本生命カップ2024 (北海道大会)[GAME1]日本 89-90 オーストラリア「最初のリバウンドを取ったあとは落ち着いて自分らしいプレーができるようになりました」山ノ内勇登選手

2024年6月23日

山ノ内勇登選手はNCAAディビジョン1で揉まれたリバウンドに期待

ムードメーカーであり、インサイドの要であるジョシュ・ホーキンソン選手

 2連勝で終えた女子日本代表に続き、男子日本代表がオーストラリア代表に挑む「日本生命カップ2024 (北海道大会)」が北海きたえーるで開幕。GAME1は日本が最大15点リードしていましたが、終盤に逆転を許します。終了間際に富樫勇樹選手がロングシュートを決めましたが、89-90の1点差で惜敗。トム・ホーバスヘッドコーチは「もう少しエクスキューションし、細かいところを上手にならなければいけなかったです。悔しい試合でした」と振り返ります。

「ロッカールームに戻ってから選手たちに伝えたのは、これはプレシーズンゲーム。当然勝ちたかったし、悔しいですが、とても勉強になりました。選手選考段階であり、新しいプレーコールも10通りほど増え、様々なことにトライしています。その中で良いプレーも結構あり、勉強になりました」

 先発ポイントガードの河村勇輝選手も「プレシーズンゲームとはいえ、勝たなければいけなかった試合でした。ゲームマネジメントやコントロールに対し、僕が出ている時間帯でチームメイトを生かすこと、または自分が行くところでバランス良くできなかったのが敗因のひとつです」と感想を述べます。一方、ホーバスヘッドコーチが言うように試すべき点も多く、「昨年のFIBAワールドカップや今年2月の中国戦を経て、新しいプレーコールも増えた中で、どれが効果的なのかも分かった試合になりました」と顔を下げることなく、次戦での勝利にフォーカスしています。

 今大会の前にシューティングガードの4人が選考から外れましたが、インサイドはパワーフォワードとセンターを合わせて6人がしのぎを削っています。初の日本代表活動に参加し、強化試合のコートに立った山ノ内勇登選手。ディベロップメントキャンプからすでに1ヶ月が経過し、日本のスタイルを吸収してきました。「緊張しましたが、すごく良い経験になりました」とはじめての実戦から得るものも多かったようです。

「最初のリバウンドを取ったあとは、落ち着いて自分らしいプレーができるようになりました。でも、ファウルが多すぎました。この試合から学び、もっと勉強して、もっと良いプレーができるようにしたいです。北海道のようなとても遠いところまで連れてきてくれたことに感謝していますし、試合に出られてうれしかったです」

 約6分間の出場時間で4リバウンドを記録し、役割を全うしました。山ノ内選手はGAME2のロスターには入れませんでしたが、昨年のFIBAワールドカップメンバーである井上宗一郎選手や川真田紘也選手のプレーを見ながら学ぶ機会とします。

 インサイドの要となるジョシュ・ホーキンソン選手は、惜しくも敗れた試合を悔しく思いながらも、「最初の試合だったことで、課題が見えました」とポジティブにとらえます。

「オーストラリアは自分たちよりも大きく、いろんなことを経験できたので、チームにとって今後へ向けた収穫もありました。試合の中で細かい部分をもっとアジャストして、さらにチーム力を高めていきたいです。この試合の反省を生かしていけば、次は必ず勝てると思っています」

 女子日本代表からはじまった北海道大会の最後となるGAME2は、6月23日(日)15:00よりTIP-OFF(13:00開場予定)。チケットはすでに完売しているため、日本テレビ系列での生放送やバスケットLIVE、TVerでのライブ配信にてお楽しみください。