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三井不動産カップ 2024(北海道大会)[GAME1]日本 96-85 オーストラリア「たくさんのファンの声援がすごい力になった」町田瑠唯選手

2024年6月21日

女子日本代表の大黒柱である髙田真希選手

北海道出身の町田瑠唯選手は地元ファンを魅了

 「三井不動産カップ 2024(北海道大会)」が、北海きたえーるにて開幕。FIBAランキング9位の日本を大きく上回る世界3位、2年前のFIBA女子ワールドカップで銅メダルを獲得したオーストラリア代表と対戦。GAME1は96-85で日本が格上を破り、白星スタートを切りました。次戦6月21日(金)のGAME2は、すでにチケット完売。この試合の模様はバスケットLIVEにて生配信、フジテレビ(関東ローカル)では25:55より録画放送などでご覧いただけます

 世界一を目指す女子日本代表のコンセプトは「走り勝つシューター軍団」。オーストラリアの倍となる20本の3ポイントシュートを成功させ、速攻から19点を挙げ、そのコンセプトを体現するゲーム内容でした。今合宿がはじまったときから「個人の強みを出すことと、チームの強みを出し続けること」をテーマに強化を進め、日本の良さを発揮します。GAME1を終え、恩塚亨ヘッドコーチは「70%くらいは良い判断ができ、良いシュートを打つことができました」と評価し、残る30%を埋める作業が続きます。

 恩塚ヘッドコーチは、「疲れてきたときや混乱するカオスな状況になったときに、やるべきプレーがまだまだできていないところがありました」と課題を挙げます。髙田真希選手は96点を取ったオフェンスに手応えを感じつつも、85点を与えたディフェンスを反省します。2連勝した先日の中国戦はいずれも、相手を50点台に抑えていただけに、「もっとディフェンスをタフにやらなければならない課題を強く感じました」。ライバルたちもまだまだ成長過程にあり、「この先はもっと厳しい戦いになる」ことは、髙田選手をはじめ、全員が把握しています。「コミュニケーションミスによる失点もあったので、やっぱりもっとタフにディフェンスをして、この試合で出た課題を修正して明日に臨みたいです」と成長につなげます。

 日本代表として、はじめて北海道での凱旋試合に臨んだ町田瑠唯選手。「コートに出たときにたくさんのファンの声援が聞こえ、それが後押しになりました。すごい力になったなと感じていますし、すごい感謝しています」と楽しむことができました。先日の中国戦が、東京2020オリンピック以来となる日本代表戦であり、恩塚ヘッドコーチの下でプレーするのも3試合目。「頭では理解していても、まだ自然に流れの中でプレーできてはいません。でも、自分の感覚と恩塚ヘッドコーチのバスケは徐々に合ってきています」と良い方向に向かっており、5点、6アシストとスタッツも記録しています。前半終了のブザーととともに決めた3ポイントシュートは、地元ファンを沸かせました。

 明確になった課題や、相手が妨害をしてきたときにどうすれば良いかを「突き詰めてプレーできれば、選手たちが持っている力をさらに発揮することができ、より高いレベルのバスケができるようになると感じています」と恩塚ヘッドコーチは修正し、さらに良い試合をお見せするための準備をします。

 6月21日(金)のGAME2は、15:00よりAKATSUKI JAPAN公式応援ウェア&グッズショップがオープン。17:00に開場し、19:00ティップオフ。