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女子日本代表:第2次強化合宿スタート「いつも通り楽しく笑ってできればいいかな」宮崎早織選手

2024年5月14日

笑顔でチームの雰囲気を明るくする宮崎早織選手

OQTで得た手応えにプラスアルファの課題に向き合う赤穂ひまわり選手

 女子日本代表は5月13日より第2次強化合宿がスタート。コンディションを上げる前回合宿を経て、今回より対人メニューが増え、実戦形式の練習も行われて一気に強度が上がります。同時に、最終メンバー12人に残るための段階的なサバイバルレースがはじまりました。

 「ポイントガード争いは熾烈な戦いです」と毎回感じながら、神経をすり減らしてきた宮崎早織選手(ENEOSサンフラワーズ)。東京2020オリンピック以降は熾烈な戦いを突破し、女子日本代表としてさまざまな大会に出場し続けてきました。「今回は(町田)瑠唯さんがいて、新しく都野(七海)選手が入って来ました。木村(亜美)選手は前回合宿から参加していますし、若い選手から年齢が高い選手までいるので、私自身はすごく楽しみです」と自然体で合宿に臨めています。

 選考は常に厳しく、短期間でアピールしなければなりません。毎日が勝負であり、選手たちは常に危機感を持って練習に励んでいます。そのプレッシャーを勝ち抜いてきた経験のある宮崎選手は、「3年前のオリンピックのとき以上に怖いものは何もないと思っています。今はリラックスしてできていますし、いつも通り楽しく笑ってできればいいかなと思います」とチームを明るく引っ張っています。

 恩塚亨ヘッドコーチ体制になった2021年秋のFIBAアジアカップから、すべての大会に出場してきた宮崎選手であり、「前からディフェンスでプレッシャーをかけられるところや、オフェンスでは流れの中でスピードを生かしたドライブに行くこと、3ポイントシュートはそこまでないですけど、ディフェンスを引きつけてパスができるところはそれなりに評価してもらえていると思います」という強みの精度を高め、期待に応えています。

 赤穂ひまわり選手(デンソー アイリス)も、恩塚ジャパンすべての大会に参加してきました。OQTを振り返り、「体を張るプレーを意識して挑み、やるべきことはできました。ディフェンスで取り組んでできたことは手応えがあり、そこにプラスアルファしていく何かを見つけていきたいです」と日々の練習から課題と向き合います。

 2度目の出場を目指す赤穂選手であり、「その注目の高さは前回大会で経験したからこそ、またあの舞台にもちろん立ちたいです」と意欲を燃やします。2021年8月8日、決勝を戦ったアメリカが、開幕戦の相手に決まりました。「外が開いたらしっかりシュートを打つ気持ちは、以前よりも持てています」と成長した点を挙げ、そこがさらに伸ばして行くポイントです。

「日本代表の4番ポジションやセンター陣は、ピック&ポップからの3ポイントシュートがすごく重要です。それができる選手が、チームとして必要とされているとも感じています。これまであまりプレーしていないので、しっかりと練習して自分のものにし、使えるようにしたいです」

 6月20日(木)・21日(金)に北海きたえーるで開催される「三井不動産カップ 2024 北海道大会」のAKATSUKI JAPAN plus+有料会員限定 先着先行販売が5月16日(木)18:00よりはじまります。一般販売は5月19日(日)10:00〜(チケット情報)。