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第33回オリンピック競技大会(2024/パリ) バスケットボール競技(5人制)組み合わせ決定(※男女日本代表ヘッドコーチコメント追記)
2024年3月20日
3月19日 (火) スイス・ミースにおいて、今夏開催予定の「第33回パリ2024オリンピック競技大会」 バスケットボール競技(5人制)の組み合わせ抽選会が行われ、4チームずつ3つに分かれたグループフェーズ(予選ラウンド)が決定しました。
大会名称:第33回オリンピック競技大会 (2024/パリ)
開催期間:2024年7月26日(金)~8月11日(日)/バスケットボール競技:7月27日(土)~8月11日(日)
会場:ベルシー・アリーナ、スタッド・ピエール・モーロワ
参加国:男女各12か国
■男子グループフェーズ組み合わせ
【グループA】オーストラリア(5位)、OQT/ギリシャ開催、カナダ(7位)、OQT/スペイン開催
【グループB】フランス(9位)、ドイツ(3位)、日本(26位)、OQT/ラトビア開催
【グループC】セルビア(4位)、南スーダン、OQT/プエルトリコ開催、アメリカ(1位)
※国名の下のカッコ内は2024年2月27日現在のFIBAランキング
※OQT=FIBA男子オリンピック世界最終予選は2024年7月2日〜7日に4都市で開催され、勝ち抜いた1位チーム(計4チーム)が出場
※男子予選グループフェーズは2024年7月27日~8月5日、準々決勝は8月6日、準決勝は8月8日、決勝戦および3位決定戦は8月10日に開催予定
■女子グループフェーズ組み合わせ
【グループA】セルビア(10位)、スペイン(4位)、中国(2位)、プエルトリコ(11位)
【グループB】カナダ(5位)、ナイジェリア(12位)、オーストラリア(3位)、フランス(7位)
【グループC】ドイツ(19位)、アメリカ(1位)、日本(9位)、ベルギー(6位)
※国名の下のカッコ内は2024年2月11日現在のFIBAランキング
※女子予選ラウンドは2024年7月27日~8月5日、準々決勝は8月7日、準決勝は8月9日、3位決定戦と決勝戦は8月11日に開催予定
■グループフェーズ試合日程(※時間未定)
男子:7月27日 vsドイツ、7月30日 vsフランス、8月2日 vs OQT(ラトビア開催)
女子:7月29日 vsアメリカ、8月1日 vsドイツ、8月4日 vsベルギー
■コメント
公益財団法人日本バスケットボール協会 会長 三屋 裕子
本日の早朝3時、オリンピックのグループ分けドロー(抽選会)がスイスにて開催され、私もFIBA公式YouTubeで生視聴しました。出場各国の顔ぶれを見てもオリンピックは世界の強豪国12チームが参加する最高峰の大会だと改めて身の引き締まる思いです。
ドローの結果、男子は昨夏ワールドカップ王者のドイツ 、開催国のフランス 、そしてラトビアでの世界最終予選 (OQT) から勝ち上がるチームと同じグループB。
女子は東京オリンピックに続き、グループリーグから対戦することになった世界女王アメリカ 、そしてヨーロッパの強豪であるベルギー、ドイツと同組のグループCと男女共に本当に厳しいグループに入ったという感想です。
パリオリンピックにおいては、男子は「決勝トーナメント進出(ベスト8以上)」、女子は東京超えとなる「金メダル獲得」という高い目標を掲げております。その目標を達成すべく、日本は“チーム一丸となったスーパーチーム”を形成し、チャレンジ精神を持って世界に挑んでくれると信じています。是非、“日本一丸”での応援をお願いします。
併せて、3人制の3×3男女日本代表も5月にパリ出場権をかけた戦いに挑みます。5人制と共に3人制の選手たちにも熱いご支援を頂ければと思います。
公益財団法人日本バスケットボール協会 技術委員長 東野 智弥
現地スイスにてドローの行方を生で見守りました。実はこの大舞台パリオリンピックに男女揃って出場するのは6チーム。その中に日本がいる事に誇りを感じ、そしていよいよ戦いが始まるんだという実感が沸いています。
ドローを終え、対戦国を見てみるとやはりオリンピックはタフであると感じました。男子が同組となったのはFIBAワールドカップ優勝国であるドイツ、フランスは母国開催かつNBAで規格外の新人と言われるウェンバンヤマ選手もいます。
一方の女子はFIBAランキング1位、オリンピックで9個の金メダルを獲得しているアメリカ、現在ヨーロッパNo1の呼び名の高いベルギー、そして若いドイツと同じグループに入りました。
男女揃ってリールからパリへ、すなわち決勝トーナメントからの先の夢へ!
男女共に“世界の高い壁”に挑むことになると思いますがきっと日本は世界に、また“サプライズ”を与え、皆様と一緒に“感動”を得ると信じています。“日本一丸”となって「楽しく一生懸命」パリオリンピックを後押しください。宜しくお願い致します。
男子日本代表 トム・ホーバスヘッドコーチ
ドローセレモニーの日はとても好きです。昨年のFIBAワールドカップでパリオリンピックの出場は決まりましたが、今日まで相手はまだ決まっていなかったので、その準備も全然できませんでした。対戦が決まったドイツとフランスは昨年も試合をした相手であり、だいたいチームスタイルは分かっているのも、我々にとっては助けになります。
FIBAワールドカップでも初戦はドイツであり、彼らがワールドチャンピオンになりました。そのドイツ戦の前半は大きな得点差をつけられましたが、後半は頑張ってその20分間だけの得点では上回ることができ、選手たちも自信をつけ、その経験が生かされると思っています。ラトビア開催のOQTはどのチームが勝ち上がってくるかはまだ分からないので、結果が出てから考えます。フランスとドイツへ向けた準備をこれから始めていきます。
女子日本代表 恩塚 亨ヘッドコーチ
まずは、「来たな」と感じており、楽しみが一番大きな感情でした。東京オリンピック決勝でラストゲームを戦ったアメリカと、パリオリンピックの初戦で戦う事もとても感慨深いです。東京オリンピックで戦って得た課題を解消すべく、この3年間で強化して成長した自分たちの力でしっかりと戦っていきたいです。
ベルギーもドイツも強豪国です。ベルギーはヨーロッパチャンピオンであり、ドイツも年々ステップアップしている中にWNBAのスター選手が加わって戦力アップしている手強い相手です。しかし、OQTのときもそうでしたが、強豪国に対して良い準備をしながら成長し、結果を出すことができました。パリオリンピックも同様に、この機会を成長につなげていきたいです。