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女子日本代表:OQT第2戦ハンガリー戦へ向けて「良い顔をして今日もバスケをしたいです」川井麻衣選手
2024年2月9日
チーム全員同じ熱量で戦えたことでスペインに勝利
チームのムードメーカーとして良い雰囲気を作る川井麻衣選手
「FIBA女子オリンピック世界最終予選 〜FIBA Women’s Olympic Qualifying Tournaments 2024〜」(以下OQT)は第2戦のハンガリーに勝てば、パリ2024オリンピック出場が決まります。大一番へ向けた午前練習が終わり、日本時間2月9日(金)26:00(深夜2:00)の試合を待つばかりです。
スペイン戦を振り返れば、女子日本代表は3ポイントシュートを40本放って、15本成功(37.5%)。2ポイントシュートは22本と約半分ほどでしたが、16本成功させて72.7%の高確率で決めました。課題のリバウンドも35-34でスペインを上回り、強化してきた成果を発揮しています。
合宿がはじまる前、恩塚亨ヘッドコーチはスタッフとともに200時間以上をかけて対戦相手を対策するとともに、日本の課題を掘り下げました。そこで見えたのは、「難しいペイントショットを打ちすぎていたこと」です。そこで恩塚ヘッドコーチは「勝てる勝負は勝つけど、五分五分以下の勝負はもう無理して攻める必要ないと伝えました。それによってボールを共有した結果、3ポイントシュートが増え、2ポイントシュートの確率が上がっています。欧州遠征の試合でも約75%であり、今までとは全然違うチームの成長が見られています」と評価します。
スペイン戦に勝利した後、恩塚ヘッドコーチは「コート上だけではなく、ベンチの選手たちもみんなが同じ熱量で戦えたことはチームとしてエネルギーの総量になったことが素晴らしかった」と選手たちに伝え、最高のチームワークで2連勝を目指します。ベンチメンバーの一人である川井麻衣選手(トヨタ自動車アンテロープス)は、昨秋のアジア競技大会で女子日本代表に初選出され、FIBA公式戦はこれがはじめてです。
はじめて世界の強豪と対戦した感想は、「やっぱり腕が長いために一回パスが引っかかってターンオーバーになり、その違いは感じました。でも、あまり気にしないようにゲームには入ることはできました」と普段どおりのプレーに徹し、チームに貢献します。
シュートを打つ機会がなかったスペイン戦に対し、「個人的に昨日はシュートを打っても良いかなと思うシーンが何回かあったので、今日はそこを狙っていきたいです」と川井選手はハンガリー戦へ向けた修正点を挙げます。しかし、ディフェンスやルーズボールなどでは存分に力を発揮し、「自分のカラーは出せたかなと思います」と及第点の世界デビューとなりました。
「良い雰囲気をしっかり作れるように、良い顔をして今日もバスケをしたいです」という川井選手は、いつも笑顔でチームを明るくするムードメーカーです。
■OQT試合日程(日本時間)
第1戦:日本(1勝)86-75 スペイン(1敗)
2月9日(金)26:00〜 日本 vs ハンガリー
2月11日(日)23:00〜 日本 vs カナダ
※NHK BS、DAZNで生中継
関連リンク
- FIBA女子オリンピック世界最終予選(ハンガリー会場) 大会公式サイト(英語)
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