ニュース
男子日本代表:アジア競技大会[5-8位決定戦]日本 74-79 サウジアラビア「NBAアカデミーでエース級のプレーヤーにならないといけない」川島悠翔選手 | 一覧へ | 男子日本代表:アジア競技大会[準々決勝]日本 66-85 チャイニーズ・タイペイ「それぞれの特徴を日本代表にアジャストできるかが本当に見られているところ」赤穂雷太選手 |
女子日本代表:アジア競技大会[準決勝]日本 81-58 韓国 25年ぶりに決勝進出決定「決勝は今大会で一番良い試合ができるように」赤穂ひまわり選手
2023年10月4日
25年ぶりの金メダルへ向け、チーム一丸となって目指すあと1勝
ディフェンスから速攻を出す日本のスタイルをプレーで示す林咲希選手
「第19回アジア競技大会(2022/杭州)」のバスケットボールも大詰めを迎え、女子日本代表は準決勝で韓国と対戦。81-58の23点差で韓国を圧倒し、決勝進出を決めました。赤穂ひまわり選手(デンソー アイリス)は「後半勝負だと思っていたので、前半から高いエネルギーで戦って、最後に走り勝つバスケをしようと思っていました」というように、予選グループ最終戦から続く3連戦のタフなスケジュールにも関わらず、終始リードしていた日本が最後の第4クォーターでさらに11点差をつけて圧倒します。
最多得点の髙田真希選手(デンソー アイリス)に次ぐ赤穂選手は14点とともに、11リバウンドのダブルダブルを達成。同じく宮崎早織選手(ENEOSサンフラワーズ)も14点を挙げ、7アシストをマーク。好調のシューター、平下愛佳選手(トヨタ自動車アンテロープス)は3ポイントシュートを57%(4/7本)の高確率で決めるなど、それぞれの良さを発揮。前回優勝した1998年以来、実に25年ぶりの決勝進出を果たしました。
これまでアジア競技大会は、4年に1度開催されるFIBA女子ワールドカップと同時期に開催。今回の男子日本代表同様、若手選手らの経験を積む場として参加することが続き、4大会連続銅メダルに終わっています。しかし、コロナ禍で1年延期となった今年は主力メンバーで出場し、目標に掲げた金メダルまであと1勝に迫りました。1日休息日があり、決勝は10月5日(木)21:00より、開催国の中国とのメダルゲームへ向かいます。
大会前から想定していた中国との決勝戦。今夏のFIBA女子アジアカップ決勝では71-73と2点及ばずに敗れ、悔しい思いをしました。昨年のFIBA女子ワールドカップ準優勝チームであり、FIBAランキング2位の実力者(日本は同9位)を相手に、FIBA女子ワールドカップでは最大9点リードしていた日本。残り5分38秒には6点差で上回っていましたが、その後に日本のバスケスタイルを封印され、完全に中国ペースとなって逆転負け。その敗れた試合で、「大事な課題を私たちは手にしたと思っています」と恩塚亨ヘッドコーチは前向きに捉え、直前合宿や今大会中も強化に取り組んできました。具体的な内容は戦術に関わるので明言こそ避けましたが、「決勝でその課題を克服して、勝利を勝ち取りたいと考えています」と話し、答え合わせとなる一戦です。
キャプテンの林咲希選手(富士通 レッドウェーブ)は、「日本はディフェンスからはじめなければいけないチーム」と、ことあるごとに選手たちを集め、基本スタイルを常に確認しています。今大会の予選は全12チームの結果とともに、勝率で並べば得失点差で順位を決めました。どうしてもオフェンスをメインに捉えてしまいがちであり、経験の浅い選手が増えているからこそ「ディフェンスからもう1回全員で集中できるようにがんばろう」と声をかけ続けます。負ければ目標へ届かない決勝トーナメントであり、あと1勝に迫っているからこそディフェンスが大事になります。
悔しさを知る赤穂選手は、「韓国に比べて次の中国はもっともっと背が高いですし、さらにタフな試合になると思っています。FIBA女子アジアカップでは負けている分、最初から最後まで日本のバスケをして、今大会で一番良い試合ができるように、そして結果につなげられるようにチーム一丸となってがんばりたいです」ともう一度集中し、25年ぶりの金メダルを目指します。
関連リンク
- 第19回アジア競技大会(2022/杭州)
- 女子日本代表:アジア競技大会[準々決勝]日本 89-47 インドネシア「まわりに声をかけること、良い表情で雰囲気を作ることが私の持ち味」川井麻衣選(2023年10月3日)
- 女子日本代表:アジア競技大会 予選グループ[第3戦]日本 96-59 フィリピン「走って得点を決められた自分らしいプレーができた」平下愛佳選手(2023年10月2日)
- 女子日本代表:アジア競技大会 予選グループ[第2戦]日本 92-30 カザフスタン「結果を残して帰りたいですし、プレッシャーを感じています」宮崎早織選手(2023年9月29日)
- 女子日本代表:アジア競技大会 予選グループ[第1戦]日本 118-46 ホンコン・チャイナ「がんばっていろんなものを盗んでいます」薮未奈海選手(2023年9月27日)