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男子U16日本代表:FIBA U16アジア選手権本日開幕「全員が勝つために必要なことをしていた日本代表を真似したい」高田将吾選手
2023年9月17日
練習してきた3ポイントシュートだけではなく、いろんな形の得点でチームを引っ張る高田将吾選手
神原龍太郎選手は3ポイントシュートを打ってチームに貢献
「FIBA U16アジア選手権大会2023」は、本日9月17日(日)よりカタールにて開幕。目指すは上位4チームに入り、来年開催予定のFIBA U17ワールドカップへの連続出場です。
予選グループはイラン戦(20:30よりYouTube Liveにて配信)から開幕し、カタール(9月18日23:00)、サウジアラビア(9月19日17:30)と続きます。4チームで争われるリーグ戦を1位で突破すると、準々決勝へ進出します。2位または3位の場合は準々決勝進出決定戦(QUALIFICATION TO QUARTER-FINALS)へまわり、勝ち上がると異なるグループの1位とベスト4を懸けた戦いが待っています。
アレハンドロ・マルチネスヘッドコーチは「イランは207cmをはじめ大きな選手が多く、ホスト国のカタールもタフな相手です。サウジアラビアがどのようなチームかは分かりませんが、良い選手が揃っているという情報は入っています」と述べ、ひと筋縄ではいかない厳しいグループだと予想されます。
準優勝した前回大会は204cmの渡辺伶音選手(福岡大学附属大濠高等学校)や川島悠翔選手(NBAグローバルアカデミー)など、2m前後の選手が4人いました。しかし今回は、白谷柱誠ジャック選手(四日市メリノール学院中学校2年)の194cmとベネディクト研一郎選手(Iona Prep School)の2人しか190cm台がいません。
「選手たちがその身長差を自覚し、怯むことなく戦えるかどうかが大切です。イランとの開幕戦は、1位通過を狙うためにも非常に重要な試合です」とマルチネスヘッドコーチは選手たちにも伝えています。大会前に出場する10チームの映像を入手しましたが、その中にイランの情報はありませんでした。さらに、前回大会はコロナ禍により、中国が不参加でしたが、今回は出場してきます。予選グループを2位で通過した場合、準々決勝で対戦する可能性もあります。
その中国と、先月末に開催された「第31回 日・韓・中ジュニア交流競技会」で対戦したのが、キャプテンの高田将吾選手(福岡大学附属大濠高等学校)です。「中国には2m10cmくらいの選手が3人もいました。どれだけゴールへ向かって行っても次から次へと来ますし、リバウンドをがんばっても高さで獲られてしまう部分がどうしてもありました」とそのときの経験を振り返ります。しかし、その大きな中国に75-73で競り勝ちました。高田選手はその勝因をこう説明します。
「途中まで10点差で負けていましたが、3人のガードが一緒に出たときにプレスディフェンスが決まって、同点に追いつくことができました。ディフェンスから流れを引き寄せられたことが良かったです」
高田選手は今年から3ポイントシュートにも取り組んでいます。「今までは調子が悪かったら、そのまま点数が伸びずに終わることもありました。でも、3ポイントシュートが入らないから点数が伸びないではなく、いろんなプレーで得点につながるようにしたいです」と幅を広げ、チームを引っ張ります。
洛南高等学校ではインサイドでプレーする神原龍太郎選手ですが、「ポジションアップしていかなければ、この身長では難しいところがあります。もっとボールコントロールをして、パスを出したりアシストを狙っていきたいです」とチャレンジしています。大きな相手と対戦が続くことを心待ちにしており、「いろんなことを試して、少しでも通用できれば自信にもなると思います」と話し、ペイントアタックからのキックアウトパスや3ポイントシュートを高確率で決めるプレーで勝利を目指します。
3ポイントシュートについて、沖縄で開催されたFIBAワールドカップを見た神原選手は「富永(啓生)選手ぐらいシュートを打っていければ、このチームに貢献できると思います」とイメージし、臆することなく打つことを第一に考えます。高田選手も「ディフェンスの強度や渡邊(雄太)選手の試合中の声かけなどコートに出ている5人だけではなく、ベンチプレーヤーも声を出し、全員が勝つために必要なことをしていました。そこは真似して、全員で戦っていきたいです」と刺激を受けました。
はじめてFIBA主催国際大会に挑む男子U16日本代表の戦いがはじまります。
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