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FIBA U19ワールドカップ【5-8位決定戦】日本73-99セルビア:敗戦も飛び級の高校生たちが躍動。最終戦は7位を懸けてカナダと対戦

2023年7月2日

唯一のインサイドプレーヤーという自覚を持って身体を張る渡辺伶音選手

スピードとアタックでチームに勢いをもたらせるロロ・ルドルフ選手

 「FIBA U19ワールドカップ 2023」は準々決勝でアメリカに敗れた男子U19日本代表ですが、あと2試合も強豪に挑めます。5-8位決定戦は予選ラウンド(グループフェーズ)で65-76と惜敗したセルビアと再戦。

 前回同様に出足でつまづき、開始3分を過ぎる前にタイムアウトを取らねばならない状況になります。その後に立て直したのも前回同様であり、すぐさま追いつくも、セルビアが主導権を握って試合が進みます。第1クォーター中盤、連続3本の3ポイントシュートを決めたジェイコブス晶選手(NBAグローバルアカデミー)の活躍で同点に追いつきます。第2クォーターには内藤耀悠選手(レバンガ北海道U18)、ジェイコブス選手、小川瑛次郎選手(羽黒高等学校3年)が次々と3ポイントシュートを沈め、残り1分19秒で41-40と逆転に成功します。その後は点の決め合いになり、44-45と1点ビハインドで前半を折り返しました。

 しかし後半、第3クォーターに5本の3ポイントシュートを決めたセルビアが抜け出します。前半は15:13と日本がリバウンドで上回っていましたが、最後は24:40と圧倒され、73-99で敗れました。この結果、7月2日(日)深夜24:30よりカナダと7位を懸けた最終戦に臨みます。

 このセルビア戦では飛び級で男子U19日本代表入りした高校生たちが躍動。20点を挙げたジェイコブス選手に続き、小川選手は11点をマーク。ロロ・ルドルフ選手(St.Augustine High School / Dream Vision)はチームに勢いを与え、内藤選手は攻守に渡って活躍。渡辺伶音選手(福岡大学附属大濠高等学校2年)も唯一のインサイドプレーヤーとして良いパフォーマンスを見せてくれました。特に、ルドルフ選手と内藤選手、渡辺選手は次回のFIBA U19ワールドカップを狙える2006年生まれであり、3大会連続出場へ向けて多くのことを経験していただきたいです。