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女子日本代表:FIBA女子ワールドカップまであと4日「若い選手たちをサポートしたいという意識が芽生えました」宮澤夕貴選手

2022年9月18日

3x3に続き、今年2度目のワールドカップに挑む馬瓜ステファニー選手

技術でもメンタル面でもチームを引っ張る宮澤夕貴選手

 「FIBA女子ワールドカップ2022」まで、あと4日。5試合行われる予選ラウンド最初のマリ戦は、日本時間9月22日(木)13:00よりティップオフ。この試合の模様はNHK BS1、CSフジテレビで生中継され、DAZNにて生配信されます。

 「自分の役割である3ポイントシュートをしっかり決め切ること、チームのために自分のできることであるリバウンドや味方を生かすプレー、アグレッシブなディフェンスをして、恩塚(亨)ヘッドコーチのバスケを体現できるようにがんばりたいです」と大会へ向けた意気込みを語るのは、宮澤夕貴選手(富士通 レッドウェーブ)です。

 3ポイントシュートについては「躊躇するのが一番良くないですし、いくら入らなくても打つべきだと私は思っています」とその役割に徹します。三井不動産カップではまだまだ躊躇ってしまう場面もあり、「そこはもう見せないように本大会へ向けて打ち切るようにしたいです」と意識し、吉田舞衣選手(シャンソン化粧品シャンソンVマジック)と平下愛佳選手(トヨタ自動車アンテロープス)の若きシューター陣を技術もメンタル面でも引っ張っています。

 馬瓜ステファニー選手(トヨタ自動車アンテロープス)は、世界を相手に対して着実に経験と実績を伸ばしています。今年2月に大阪で行われたFIBA女子ワールドカップ世界最終予選でのボスニア・ヘルツェゴビナ戦では、赤穂ひまわり選手(デンソー アイリス)とともにリバウンドで貢献し、チームハイの7本を獲得。その後、6月には3×3女子日本代表としてFIBA 3×3ワールドカップにも出場。その舞台でも得点とともに、リバウンドでも存在感を示していました。

 リバウンドを獲るためにも、その前のディフェンスを重要視する馬瓜選手。「大きい選手を守ったり、逆に小さい選手を守ることもあると思うので、誰が相手でもしっかりとディフェンスすることが大事になります。パワーだけでは敵わない部分があるので、私の手の長さを生かして、相手にとって嫌なディフェンスをしていきたいです」と述べ、ディフェンスから速攻を狙う日本のスタイルを発揮するためのキープレーヤーとして期待されます。

 3×3女子日本代表として出場した東京2020オリンピックではメダルに届かず、「あの悔しい思いをしてから負けたくない気持ちは強いです」と馬瓜選手は力を込めます。2019年FIBA 3×3 U23ワールドカップでは、山本麻衣選手(トヨタ自動車アンテロープス)とともに世界一に輝きました。しかし、年齢制限のない3×3世界大会には2度出場し、今年も予選突破を果たせていません。はじめてのFIBA女子ワールドカップ出場ですが、さまざまな舞台で世界を知る馬瓜選手だからこそ、「そう簡単にはいかないとも思っています。今大会の中でしっかりと成長して、最終的に結果がついてくるようになれば良いです」という馬瓜選手もチームのために徹し、金メダルへ向かっていきます。

 前回大会ではチームをまとめ、勝利のためにいろんな犠牲を払いながらも、ベスト8進出ならずに苦い経験をした宮澤選手。昨年の東京2020オリンピックまではその責任感を強く持っていましたが、「今はみんなでがんばろうというチームの雰囲気があります」という変化を感じていました。若い選手が頭角を現している今、「フォローしてあげたいという気持ちがあります」と言い、これまでの経験を還元し、そして仲間たちを引き上げています。

「誰かが困ったときにサポートで早く動くことは意識しています。みんながプレーしやすいように自分がどうすれば良いか、ディフェンスではインサイドでやられていたらアウトサイドにプレッシャーをかけたり、その前のディナイをがんばってパスをさせないなど、チームのためにできることをやらなければいけないという意識が前よりも強くなりました。特に若い選手たちはアグレッシブにプレーしているので、そこをサポートしたいという意識が芽生えました」

 一人ひとりが支え合いながら相乗効果でチームとして成長し、金メダルへと駆け上がっていきます。