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FIBA U16女子アジア選手権[決勝]日本58-59オーストラリア:接戦もあと一歩及ばず準優勝。この借りを返すFIBA U17女子ワールドカップは7月9日開幕

2022年6月30日

終盤に追い上げ、17点を挙げた田中こころ選手

常に11番のユニフォームを掲げ、気持ちは12人揃って戦い、見事な準優勝

 「FIBA U16女子アジア選手権」最終日。決勝は前回同様に、日本vsオーストラリアが対戦。予選ラウンドで敗れた反省点を生かし、立ち上がりから離されることなく接戦となりましたが58-59であと一歩及ばず、前回大会と同じく準優勝に終わりました。女子U16日本代表は一度帰国して調整した後、7月9日(土)よりハンガリーにて開幕する「FIBA U17女子ワールドカップ」へ向かいます。

 予選ラウンドはオーストラリアを相手に、立ち上がりから点差を開かれましたが、高さに対する抵抗力がついた日本は互角の戦いを見せ、前半を26-29と3点を追いかけて折り返します。前半のリバウンド数は21-28と遜色なく、シュート試投数は41本とオーストラリアよりも12本も多くチャンスを作ります。しかし、24.4%とその精度を欠いたことでビハインドを背負っていました。

 後半早々、立て続けにファウルをもらってフリースローを決め、30-29と逆転します。拮抗した展開が続く中、44-42と2点リードして最終クォーターを迎えます。復帰した福王伶奈選手(桜花学園高校2年)がインサイドで気を吐き、リードをキープ。しかし、オーストラリアは3ポイントシュートやインサイドでの高さで上回り、52-57と逆転されます。残り2分、田中こころ選手(桜花学園高校2年)の2連続3ポイントシュートで58-57とし、ふたたび日本がリードします。ディフェンスでボールを奪い、再三チャンスを作った日本でしたが、その後は得点が続きません。残り13秒、オーストラリアにファウルを与え、フリースローを決められ、58-59と1点を追いかける展開。タイムアウト後、ラストプレーに懸けた日本でしたが田中選手、リバウンドを獲った福王選手のシュートはいずれも外れて追いつけないまま、58-59で敗れました。

 直前に堀内桜花選手(京都精華学園高校 2年)がコンディション不良のために参加できず、11人でヨルダンに向かいましたが、常に11番のユニフォームをベンチに掲げ、気持ちは12人で戦い抜きました。すぐさまはじまるFIBA U17女子ワールドカップでは12人全員で向かい、この借りを返す戦いに挑みます。