ニュース

男子日本代表:Window3直前合宿実施中「年齢を問わずレベルが高い中でできているので学べることがとても多い」河村勇輝選手

2022年6月25日

スピードとパスでディフェンスを翻弄する河村勇輝選手

フィジカル強いプレーを評価されている吉井裕鷹選手

 7月1日(金)よりオーストラリアで開催される「FIBAバスケットボールワールドカップ2023 アジア地区予選」Window3へ向け、男子日本代表チームは明日6月26日(日)に出発します。直前合宿に臨んだ候補選手たちのコメントをご紹介します。

■古川 孝敏 (SF / 190cm / 秋田ノーザンハピネッツ)
 今回も代表活動に参加させていただいたことに感謝し、このチャンスに全力で持てるものを出していきたいです。また、はじめて一緒にプレーする選手がいる中でしっかりとコミュニケーションを取り、このチームでどう戦って行くべきかを考えながら創り上げているところです。
 新しく選ばれた選手たちとともに、それぞれの良さをこのバスケの中で出すことができれば、間違いなく自信を持って戦えると思っています。そのためにも、しっかりとみんなが頭の中で理解していかなければならず、求められているのは簡単なバスケではありません。経験ある立場として、積極的にコミュニケーションを取っていかなければならないと思っています。

■吉井 裕鷹 (SF / 196cm / アルバルク東京)
 トム(ホーバス)ヘッドコーチが目指すバスケは、自分としては新しく感じており、良い時間を過ごすことができています。Bリーグでは外国籍選手同士で戦うことが普通ですが、日本代表では日本人が海外の選手とマッチアップすることになります。身長が低い中でどう守れば良いか、またはどう攻めて行くかを考えて取り組んでいます。これまでクラブでは決められたことを遂行してきましたが、トムヘッドコーチのバスケは感性を大事にしています。空いていればシュートを打って良いと言われており、その中で動きを大切にするのがこれまでと違うバスケだったので新鮮に感じています。

■齋藤 拓実 (PG / 172㎝ / 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)
 Window3まで時間もない中でバスケもかなり詰め込んでおり、かなりインテンシティの高い練習はできています。オフェンスではWindow2までに比べて、少しずつ噛み合っている部分が出てきています。今回はセットプレーも増えましたが、「シンプルにバスケしよう」とヘッドコーチは言ってくれています。少しでもアドバンテージを作って、徐々にそれを大きくしていくことを練習でもできはじめています。
 ディフェンスがかなり大事になり、トムヘッドコーチも「ポゼッション数を増やしたい」と言っています。サイズが低いのでリバウンドは難しいからこそ、アグレッシブなディフェンスでスティールを狙ったり、少しでも早いタイミングで打たせたり、自分たちのディフェンスによって速い展開に持ち込むことが大事になります。

■テーブス 海 (PG / 188㎝ / 滋賀レイクスターズ)
 トムヘッドコーチの日本代表での合宿ははじめてで、今までやってきたバスケのスタイルとは違う部分もありますが、分かりやすく説明してくれています。ポイントガードとしてアグレッシブにプレーして欲しいとも言われているので、楽しくできています。このチームの中ではサイズはある方なので、どんどんリングにアタックし、フィニッシュ力も要求されています。ディフェンスでは国際試合でもサイズで負けず、アグレッシブなディフェンスが持ち味です。その長所を使っていきながら、3ポイントシュートをトムヘッドコーチは重視しているので、練習から積極的に打つようにしています。

■河村 勇輝 (PG / 172㎝ / 横浜ビー・コルセアーズ)
 日本代表という一番高いカテゴリーでの練習は、年齢を問わずレベルが高い中でできているので学べることがとても多い合宿になっています。練習ではBリーグの中でリスペクトする素晴らしいポイントガードと同じチームやマッチアップできていることで、自分の中で足りない部分や優ってる部分も感じられ、本当に良い経験ができています。
 富永(啓生)選手や西田(優大)選手などたくさんの同世代の選手たちと練習をしていて、彼らにも負けたくない気持ちはあります。西田選手は日本代表での試合も経験して慣れており、レベルが一つ上だと感じています。富永選手は、世代別カテゴリーから一緒に戦ってきた仲間ですし、練習中に一緒のチームになれば感じ会えるものがあります。大きな舞台で一緒に戦いたい気持ちはあり、切磋琢磨していきたいです。