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男子日本代表:決戦まであと2日 通算100試合を達成した竹内公輔選手「またがんばって日の丸をつけて戦おう」

2022年2月24日

FIBA公式戦100試合を達成した竹内公輔選手

サプライズ選出の谷口大智選手

 沖縄アリーナで開催される「FIBAバスケットボールワールドカップ2023 アジア地区予選」Window2まで、あと4日。2月26日(土)のチャイニーズ・タイペイ戦、翌27日(日)のオーストラリア戦へ向けて、AKATSUKI FIVE男子日本代表は強化合宿を行っています。この試合の観戦チケットは好評発売中です。

 Window1での中国戦で2試合出場した竹内公輔選手(宇都宮ブレックス)は、20歳のときに日本代表デビューを果たしたアジア選手権2005(現アジアカップ)から数え、FIBA公式戦通算100試合出場(※アジア競技大会や強化試合を除く)を達成。現在37歳の最年長は、「また日本代表に必要とされ、シーズン中で難しい状況だったが、またがんばって日の丸をつけて戦おうと思いました」と言い、17年目の代表活動で101試合目のコートを目指します。

 様々な戦いを経験し、このWindow2での相手となるオーストラリア、そして招待試合を含めれば数え切れないほどチャイニーズ・タイペイとは対戦してきました。しかし今回は、「コロナ禍の海外渡航のために両チームともベストメンバーではなく、今までのイメージとは少し違っていますが、そこもチャレンジしていきたいです」と引き締め、自らの経験を日本代表に注入しています。

 東京2020オリンピックで銀メダルへと導いた女子日本代表は、100を超えるフォーメーションが用意されていました。昨年11月に続き、2度目となるトム・ホーバスヘッドコーチ体制を体現する竹内選手も、「女子選手がすごいとは言ってましたが、めちゃめちゃフォーメーションが多く、実際に合宿がはじまったら覚えることが多すぎて頭も体も両方疲れます。今日の練習でも4つほど増えました」と苦笑い。厳しい中でも率先して声を出してチームを引っ張り、「日々成長するためにも1日1日良い練習を重ねていき、ホーバスヘッドコーチから常に『今日の練習は良かったね』と言われるようにしていきたいです」と若手選手とともに進化の過程にいます。

 当初、ホーバスヘッドコーチのリストに、谷口大智選手(茨城ロボッツ)の名はありませんでした。女子日本代表のときから率先してリーグ戦へ足を運び、自分の目で吟味するのがホーバスヘッドコーチのスタイルです。茨城戦を見たとき、交代するや否やすぐさま3ポイントシュートを決め、「この人は誰ですか? 絶対に合宿に呼ぼうと決めました」。チャンスをつかんだ31歳の谷口選手は、「まさかこの年で呼ばれるとは思っていなかったのでビックリしました。もちろん光栄なことなので楽しみであり、ワクワクしている方が大きいです」と笑顔を見せ、2016年12月に70人を選考した重点強化合宿以来となる日本代表活動への参加を楽しんでいます。

 3ポイントシュートを武器にする201cmは、ホーバスヘッドコーチが目指すスタイルに対し、「すごくやりやすいです。僕自身が外からシュートを決めることで、さらにチームとしてボールが動くことも感じています」と話しており、生き生きと練習に励んでいます。はじめて日本代表のユニフォームに袖を通し、その成果を発揮する機会が訪れることに期待しています。