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女子日本代表:大会直前合宿実施中「思っていることが通じたときにハマるスタイル」馬瓜ステファニー選手

2022年1月29日

馬瓜ステファニー選手は様々な刺激を受け、一皮剥けそうな予感

シュート時のステップを世界仕様に変えてきた谷村里佳選手

 「FIBA女子バスケットボールワールドカップ2022予選(以下ワールドカップ予選)」へ向け、強化合宿を行っているAKATSUKI FIVE 女子日本代表。本日も選手たちによる近況が入ってきましたので、ご紹介します。2月10日 (木)より大阪府・おおきにアリーナ舞洲で開催される今大会の観戦チケットは好評発売中です。

 FIBA女子アジアカップ(以下アジアカップ)で5連覇を達成した馬瓜ステファニー選手(トヨタ自動車アンテロープス)は、「新たなメンバーが加わり、いろんな選手と一緒に練習できることで多くの刺激を受けています。今までとは違った自分が見せられるのではないかと思っています」と一皮剥けそうな予感があります。5人制での代表戦として出場したアジアカップは、急きょ3×3も兼任した2018年アジア競技大会以来です。その反省点を踏まえ、ワールドカップ予選へ向けて「もっと得点に絡んでいけるように、ただがむしゃらにやるだけではなく、それがチームにとって良い方向に向かって行くように積極的にプレーしていきたいです」と本領発揮を誓います。

 恩塚亨ヘッドコーチが目指す息の合ったチームプレーも精度が上がってきているようです。「お互いに思っていることが通じたときに、本当にハマるスタイルです。アジアカップの時はいろいろと考えながら動いていましたが、今は無意識に動けるようになり、タイミングが合うことが増えてきました」と馬瓜選手は話し、その成果を見られるワールドカップ予選が待ち遠しいです。

 東京2020オリンピックへ向けて、候補選手として合宿に参加していた谷村里佳選手(日立ハイテク クーガーズ)ですが、残念ながら最終メンバーには選出されませんでした。「実際にオリンピックを見たときに、私に足りないものがたくさんあるとすごく感じました」と見つめ直し、世界に通用するためにもバージョンアップした姿を見せています。

 これまではワンツーステップで打っていた3ポイントシュートですが、「大きく、手も長い世界を相手にはシュートチャンスが少なく、もっとモーションを速くする必要性を感じていました。オリンピックメンバーから落選し、自チームに戻ってからすぐにジャンプストップへと変えました」と世界仕様に取り組んでいます。恩塚ヘッドコーチからも3ポイントシュートを期待されており、「ジャンプストップに変えたことで打てるチャンスは増えています」と谷村選手は手応えを感じていました。

 現在19名の候補選手が選出されていますが、ワールドカップ予選に出場できるのは12名となり、それぞれが持ち味を発揮しながら成長を続けています。