公益財団法人日本バスケットボール協会

「FIBA女子アジアカップ2021」がヨルダン・アンマンにて開幕。AKATSUKI FIVE 女子日本代表の初戦は136-46でインドに完勝し、白星スタートを切りました。

　東京2020オリンピックで銀メダルに輝いた林咲希選手、宮崎早織選手（ともにENEOSサンフラワーズ）、赤穂ひまわり選手 (デンソー アイリス)、オコエ桃仁花選手 (富士通 レッドウェーブ)の4人とともに、3×3女子日本代表として同じくオリンピックの舞台に立った馬瓜ステファニー選手 (トヨタ自動車 アンテロープス)が先発で登場。交代で入った選手たちもそれぞれが「自分の持ち味をコートでいかんなく発揮してくれたことをうれしく思います」と恩塚亨ヘッドコーチは評価し、全員得点・全員リバウンドを記録。宮崎選手の12本を筆頭に、チームとして45本のアシストを成功させ、恩塚ヘッドコーチが求めるシンクロしながら協力したプレーが表現できています。

　オリンピック同様、3ポイントシュートを大きな武器とする日本は、51％の高い成功率で24本を決めました。オコエ選手と根本葉瑠乃選手 (三菱電機 コアラーズ)がそれぞれ5本でトップ。赤穂選手と東藤なな子選手 (トヨタ紡織 サンシャインラビッツ)も2本ずつ決め、オリンピックとはまた違った活躍を見せています。現在注目されている女子日本代表であり、さらに良いバスケットを見せようと少し気負ってしまった林選手。前半は4本の3ポイントシュートを放ちながら、なかなかネットを揺らすことができませんでした。しかし、「後半は気持ちを切り替え、みんなと楽しみたいと思うようになったことでよくなりました」と言うように、4本の3ポイントシュートを沈め、後半だけで14点を挙げて本来の力を発揮します。

　今大会へ向けた合宿がはじまった当初、3ポイントシュートにまだ自信を持てていなかったのは宮下希保選手 (トヨタ自動車 アンテロープス)です。しかし、本番では5本中3本と確率良く決め、ゲームハイとなる27点の活躍を見せます。得意なゴールへアタックするプレーでは、「しっかりフィニッシュを選択でき、また相手がヘルプに来れば的確にパスを供給してくれたことで、我々のゾーンオフェンスの機能性を高めてくれました」と恩塚ヘッドコーチは称え、明日以降のさらなる活躍に期待を寄せます。

次戦はニュージーランドと対戦します。女子日本代表の平均身長は177cmですが、ニュージーランドは191cmをはじめ、180cmオーバーを8人揃える平均182cmと大きな相手です。国内合宿で東海大学男子バスケ部にご協力をいただきながら、「大きいセンターの守り方を重点的に強化してきましたので、みんなと力を合わせて戦っていきたいです」とオコエ選手が言うように練習の成果を発揮し、連勝を目指します。

■予選ラウンド スケジュール
日本 136-46 インド
9月28日(火) 16:00 日本 vs ニュージーランド
9月29日(水) 16:00 日本 vs 韓国

■試合中継
CSフジテレビNEXT
https://otn.fujitv.co.jp/b_hp/921200174.html

DAZN
https://www.dazn.com/

BS-TBS
※日本が準決勝に出場した場合に中継あり（ゲスト解説は髙田真希選手）
https://bs.tbs.co.jp/womensbasketballac2021/