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FIBA U19 ワールドカップ 2021:[15位決定戦]日本92-95韓国 1勝の目標に届かず、悔しい最下位
2021年7月11日
世界での悔しい経験を糧に次のカテゴリーとなる男子日本代表への突き上げに期待
トリブルダブルの活躍を見せたハーパー ローレンス Jr選手
「FIBA U19バスケットボール ワールドカップ2021(以下U19ワールドカップ)」は最終日。未勝利同士の対戦となった15位決定戦でしたが、韓国との接戦をものにできずに92-95で敗れ、16位で今大会を終えました。
どちらも1勝を手にするため、リードするチームが7度も入れ替わる接戦。第4クォーター残り6分50秒、韓国に3ポイントシュートを決められ、69-80。この試合最大の11点リードを奪われます。しかし、世界の強豪を相手に厳しい試合をしてきた日本も、意地を見せます。山﨑 一渉選手 (仙台大学附属明成高等学校3年)の3ポイントシュートを沈め、反撃開始。残り1分、32点目となる山﨑選手のシュートで90-91と1点差に迫ります。
ファウルゲームで時間を止め、フリースローを与えたことで3点を追う日本。同点にできるチャンスがあったラストプレー。しかし、韓国のディフェンスに阻まれ、バスケットカウントを狙ってゴールに向かった岩下准平選手 (福岡大学附属大濠高校3年)のシュートが外れ、92-95で3点及びませんでした。
3ポイントシュートを5本決め、32点を挙げた山﨑選手、金近 廉選手 (東海大学1年)は17点と活躍。ハーパー ローレンス Jr選手 (東海大学1年)は、10点 / 13アシスト / 13リバウンドでトリプルダブルを達成。個人としてはスタッツを残し、世界にアピールをすることはできました。しかし、まず1勝と掲げた目標には届かず、悔しい最下位となりました。
FIBA主催大会において、世代別で行われる国際試合はこれが最後となります。次に目指すは男子日本代表であり、U19ワールドカップを経て成長した八村塁選手とシェーファー アヴィ幸樹選手は、東京オリンピック出場メンバーに選ばれました。結果は残せませんでしたが、世界を知ることはできたはずです。強豪たちに勝つために何をすべきかを考え、それぞれが努力することで男子日本代表へとつながります。また、世界を経験した彼らが下から突き上げることが選手層を厚くする近道であり、佐古賢一ヘッドコーチが言う一気通貫の強化を具現化します。下を向くことなく上を目指し、今後のさらなる活躍を期待しています。
■最終結果
優 勝 アメリカ
準優勝 フランス
第3位 カナダ
第4位 セルビア
第5位 スペイン
第6位 リトアニア
第7位 セネガル
第8位 アルゼンチン
第9位 トルコ
第10位 オーストラリア
第11位 ラトビア
第12位 イラン
第13位 マリ
第14位 プエルトリコ
第15位 韓国
第15位 日本