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FIBA U19 ワールドカップ 2021:[9-16位決定戦]日本49-97トルコ 

2021年7月10日

筑波大学のチームメイトでもある小川 敦也選手とのコンビプレーを見せた木林 優選手

果敢にアタックし、8点を挙げた小川 敦也選手

 16チームが参加する「FIBA U19バスケットボール ワールドカップ2021(以下U19ワールドカップ)」のROUND OF 16を勝利した8強は準々決勝へ、敗れた男子U19日本代表は9-16位決定戦にまわり、順位を決める戦いがはじまりました。最初の相手は予選ラウンド グループD2位ながら、ROUND OF 16でグループC3位のアルゼンチンに惜しくも敗れたトルコと対戦。FIBAユースランキングでは7位のセルビアより上の6位(日本27位)のトルコに世界との差を見せつけられ、49-97で敗れました。

 積極的にペイントアタックし、ゲームの入り方は悪くありませんでした。しかし、トルコのディフェンスに対してシュート精度を欠きます。フィールドゴール成功率は26.5%(18/68本)、フリースローも6/11本しか決まらず、逆にリバウンドを拾ったトルコに気持ちよくオフェンスを決められ一方的な展開になっていきます。時間が進むとともに点差も離れていき、第3クォーターが終わった時点では38-78と40点差をつけられます。後半は1本もフリースローをもらうことができず、外からのシュート頼みとなってしまいます。#7 木林 優選手 (筑波大学2年)と#8 小川 敦也選手 (筑波大学1年)のベンチプレーヤーが、ともに8点を挙げましたが流れを変えることはできないまま、49-97で完敗となりました。

 これまでのスタッツと比較すれば、一目瞭然です。日本が勝機を見出すためには速攻を出したり、相手のミスを誘ってターンオーバーから得点につなげたりすることが重要です。終始対等に戦えたセルビア戦では、ターンオーバーを奪って20点を挙げ、速攻から22点を記録し、逆に相手をそれぞれ4点に抑えました。反省点の多かったリトアニア戦でも、ターンオーバーでの得点は21点、速攻でも14点と相手よりも少なかったですが、それでも二桁得点を挙げています。しかし、トルコ戦ではターンオーバーからの得点が5点、速攻も2点しかなく、何もさせてもらえず悔しい試合となりました。

 残るはあと2試合。トライ&エラーを繰り返しながら前進するしかありません。今大会では叶わなくても、プロや日本代表を目指す若い選手たちの将来につながる大会にしてもらいたいです。次戦は本日7月10日(土)20:30より、アジア勢で唯一勝ち星を挙げているイランに敗れたマリとの13-16位決定戦を行います。