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男子日本代表:FIBAアジアカップ2021 予選へ向けた直前強化合宿実施中「久しぶりのワクワク感や懐かしい感じがある」篠山竜青選手

2021年6月11日

篠山竜青選手 (川崎ブレイブサンダース)

田中大貴選手 (アルバルク東京)

 AKATSUKI FIVE 男子日本代表チームは、6月16日(水)よりフィリピンにて開催される「FIBAアジアカップ2021 予選(以下アジアカップ予選)」 へ向けた直前強化合宿を行っています。アジアカップ予選や現在の男子日本代表の状況、その先に続く東京オリンピックへ向けた思いについて、篠山竜青選手と田中大貴選手のコメントをご紹介します。

■篠山竜青選手 (川崎ブレイブサンダース)

ーー昨年2月に行われたアジアカップ予選でのチャイニーズ・タイペイ戦以来となる日本代表戦に向かう今の心境は?

これまでも何度か集まって合宿をしていましたが、その度にアジアカップ予選の中止が発表され、この1年間は本当にいろんなことがありました。でも、こうしてまた代表候補選手のみんなが集まって合宿がはじまったので、久しぶりのワクワク感や懐かしい感じがあります。

ーーアジアカップ予選後には、すぐさま東京オリンピックがやってくる短期間でのチームづくりに対し、意識していることは何でしょうか?

期間がすごく短いことは、毎回感じていることです。これも世界という物差しで見たら、スタンダードにしなければいけない部分です。NBAは年間での代表活動における日数制限(※28日間)があります。短い期間でも当たり前のように準備し、当たり前のようにパフォーマンスを出して力を発揮しなければいけないことは、世界的に見れば当たり前の状況です。海外で戦う選手もBリーグで戦う選手も、これがスタンダードにしていかなければいけないという思いを持って取り組んでいます。

ーー2019年FIBAワールドカップでの悔しい経験を踏まえ、オリンピックに向かっていくためにどう取り組んできましたか?

ワールドカップの5試合を忘れてはいけません。各選手にとって、通用した点や課題点がそれぞれあったわけですが、自分自身もアジアではなんとかできていた部分も世界では通じなかったことや出せると思っていたところにパスが出せなかったり、守れているつもりでももう一歩こじ開けられてドライブされてしまったり、いろんなプレーの中でいろんなものを感じることができたワールドカップでした。あのときの思いを忘れずに、世界を肌で感じた部分を常に頭に思い描いて、国内でもプレーしてきました。

ーーアジアカップ予選で対戦する中国、チャイニーズ・タイペイへ向けて

中国は世界的に見ても大きな選手が揃っています。その高さに対して、自分たちがどういうバスケットをしていくかという意味では、世界との戦いに近いものが得られると思っています。チャイニーズ・タイペイは、世代交代も進んで若い選手が中心になるのではないかと考えられます。バスケが国技であり、常にモチベーションが高い印象があります。日本にとっても、このアジアカップ予選では海外で活躍する選手が合流しない中での戦いになります。だからこそ負けらないという思いが強いです。しっかりと結果を残さなければいけないです。

■田中大貴選手 (アルバルク東京)

ーーアジアカップ予選へ向けて準備すべき点は?

今回のアジアカップ予選は海外組が合流せず、Bリーグ選手のみで戦うことになります。オリンピック本番を考えると、早く海外組が合流して、彼らが合流することでチームカラーも大きく変わると思います。その中でどんどん積み上げていかなければいけないし、時間がないので早くそこに着手したい思いも強いです。しかし、それは叶わないので、今いるメンバーで自分たちが取り組んでいること、目指していることを発揮することが大事になります。また、オリンピックメンバーがまだ決まったわけではないので、そこへ向けた競争という意味でも、どんどん自分を出していかなければいけない状況にあります。難しい部分としては、まだコロナ禍の状況が続いており、その中でしっかりと対策を取りながらアジアカップ予選は海外での試合となるので、注意を払わなければいけません。また、帰ってきてからも隔離があり、そこが難しいところになるのではないかと思います。

ーー待ちに待った日本代表戦であり、あらためて日本代表に対する思いとは?

2019年FIBAワールドカップ後、東京オリンピックまでにどう戦えば良いかを選手全員が考えてきました。しかし、オリンピックが1年延期となった中で、代表活動が満足できるほどできたわけではなく、なかなか積み上げて来られなかった部分もあります。でも、それはどの国も同じであり、その中でもやらなければならないことがあると思っています。Bリーグの試合から、全員がオリンピックを意識して今シーズンは戦っていました。今回のオリンピックは自分たちの国で行われることもあり、とても特別な大会になります。時間がない中ではありますが、どれだけチームとして良い状況に持っていけるかを一人ひとり考えて、取り組んでいかなければいけないです。

ーーアジアカップ予選を通じて、世界に勝つためにやるべきことや克服するべき点は?

細かいところを挙げればキリはないですが、ワールドカップに出た課題をもう一度、この合宿中でも見直しています。例えば、ディフェンスの激しさやコンタクトの部分、トランジションディフェンスの効率がワールドカップ出場チームの中で最下位だったこともあります。ディフェンスがうまく機能しなければ、オフェンス力ある世界の強豪と戦っていくことも難しくなります。そこがひとつのカギになり、ディフェンスの激しさついてはこの合宿中もコーチ陣から求められているところです。それをアジアカップでどれだけ克服できるかが試されます。また、オリンピックまでに強化試合が行われますが、そこでどれだけ高めていくかが大事になってくると思います。

ーーアジアカップ予選で対戦する中国、チャイニーズ・タイペイへ向けて

中国はアジアの強豪であり、自分たちがどれだけできるのか、力を試す良い相手だと思っています。今合宿はオフェンス重視ではなく、自分たちのディフェンスを徹底することに注力しています。一人ひとりが相手に対するプレッシャーのかけ方やトランジションディフェンスなど、今練習していることをどれだけ発揮できるかだけだと自分は思っています。

■FIBAアジアカップ2021 予選 試合日程&テレビ放送・ネット配信予定

・6月16日 (水) 15:30 試合開始予定 日本 vs. 中国
LIVE 放送・配信:CSフジテレビ NEXT
LIVE & キャッチアップ:DAZN
録画放送 :フジテレビ(地上波) ※25:25~

・6月18日 (金) 15:30 試合開始予定 日本 vs. チャイニーズ・タイペイ
LIVE 放送・配信:CSフジテレビ NEXT
LIVE & キャッチアップ:DAZN
録画放送 :BSフジ ※24:30~

・6月19日 (土) 15:30 試合開始予定 中国 vs. 日本
LIVE 放送・配信:CSフジテレビ NEXT
LIVE & キャッチアップ:DAZN
録画放送 :フジテレビ (地上波) ※6月21日(月)25:25~

日本生命カップ2021(沖縄大会)
・7/7 (水) 男子日本代表 vs. 男子ハンガリー代表
・7/9 (金) 男子日本代表 vs. 男子ベルギー代表
・7/11 (日) 男子日本代表 vs. 男子フィンランド代表
会場:沖縄アリーナ

日本生命カップ2021 (埼玉大会)
・7/16 (金) 男子日本代表 vs. ※対戦国未定
会場:サイデン化学アリーナ (さいたま市記念総合体育館)

SoftBank カップ 2021 (埼玉大会)
・7/18 (日) 男子日本代表 vs. 男子フランス代表
会場:サイデン化学アリーナ (さいたま市記念総合体育館)

[各大会のチケット情報]