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女子日本代表:第4次強化合宿 活動報告 新しいディフェンスとオフェンスに取り組む中でみんながトライアウト
2021年5月24日
チームにとってプラスマイナスを考えながら選手選考を行うトム・ホーバスヘッドコーチ
ケガから復帰し、練習に参加しはじめた本橋菜子選手(東京羽田ヴィッキーズ)
AKATSUKI FIVE 2021年度バスケットボール女子日本代表チームは5月23日(日)に第4次強化合宿を終え、すでに44日間の合宿を実施しました。コロナ禍により対外試合が難しい状況ですが、練習を重ねることで「目指すべきバスケットスタイルがきれいになってきた」とトム・ホーバスヘッドコーチも手応えを感じています。
一方で同じ環境の中、変わらないチームメイト同士の練習に選手たちのメンタル面に疲れが見えていることをホーバスヘッドコーチは危惧します。そこで今合宿では練習メニューを変えたり、練習時間も少し短くしたり、5on5のゲーム形式を増やしながらリフレッシュを図りました。ケガにより調整していた本橋菜子選手らも練習に加わりはじめたことで、「チームの雰囲気もよくなっています」とホーバスヘッドコーチが言うように、順調に強化は進んでいます。
東京オリンピックの組み合わせはすでに決まっており、女子日本代表はナイジェリア、フランス、そしてアメリカと同じグループB。スタッフ陣によるスカウティングも進み、「対戦相手のオフェンスセットやディフェンススタイルはすでに把握しており、それを攻略するための練習をしています」とホーバスヘッドコーチは言い、本番へ向けた準備を行っています。そのためにも、「まずは自分たちのバスケットを90%以上できることを目指してます。これからもっとよくなっていきます」と精度を高める段階に入りました。
メンバー争いも佳境を迎えており、アピールを続ける選手たち。現在取り組むスモールボールでは、シューターが重要だとホーバスヘッドコーチも考えています。ガード陣も得点力が必要であり、またインサイド陣は「細かいドリルやローポストディフェンス、リバウンドもできるどうかかなどを見極めています」とそれぞれに課題を与え、その中で競争を行っています。
オリンピックでの金メダル獲得に向け、「新しいディフェンスとオフェンスに取り組む中で、今はみんながトライアウト中です。チームにとってのプラスマイナスを考えて、一番良いと思う選手を選びたいです」というホーバスヘッドコーチはチャンスを与えながら、メンバーを絞り込んでいきます。
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