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女子日本代表:第4次強化合宿実施中「私の強みは遠くから3ポイントシュートを打てるところ」三好南穂選手

2021年5月23日

三好 南穂選手 (トヨタ自動車 アンテロープス)

赤穂 ひまわり選手 (デンソー アイリス)

 東京オリンピックへ向けて強化が進むAKATSUKI FIVE 2021年度バスケットボール女子日本代表チームは、第4次強化合宿も本日が最終日。トム・ホーバスヘッドコーチも調子が良いと評価していた三好南穂選手と赤穂ひまわり選手のコメントをご紹介します。

■三好 南穂選手 (トヨタ自動車 アンテロープス)

自分の仕事である3ポイントシュートを打つことは、合宿の中で徹底できているのは良い点だと思いますが、確率がまだよくない部分もあるのでそこの精度はもっと上げていかなければいけないと思っています。

ーー3ポイントシュートの確率はどれくらいを目標にしていますか?

オリンピックでは対戦相手が大きい分、普通の3ポイントシュートエリアで打つのはなかなか難しいので、遠くから打つことは意識しています。ラインから1m以上遠くから打てるようにしたいです。練習では50%くらいは決めることを目標にしています。

ーー3人制(3×3)でも日本代表候補に選ばれていましたが、5人制に決めた理由は?

5人制に専念することは自分で決めました。もちろんどっちも入れるかどうかの際どいラインにいますが、5人制の方が今までの自分の経験を活かせると思って選びました。

ーーアピールポイントは?

確率の高いシューターやクイックモーションで打てるシューターは他にもいますが、私の強みは遠くから3ポイントシュートを打てるところだと思っています。積極的にシュートを狙っていくことと、どんなに落ちても打ち続けるメンタルを強く持っているところです。

ーーポイントガードとシューターのどちらのポジションを求められていますか?

ポイントガードとシューティングガードのどっちでプレーしたとしても、自分に求められているのは3ポイントシュートであり、シュートを打つことだと思っています。コートに出ているときは、シュートを常に狙っているので、シューターのポジションの方が強いと思います。

ーーオリンピックへの思いを聞かせてください。

オリンピックは選手にとってはすごく特別な場所です。リオオリンピックに出た経験を生かして、東京オリンピックでそれを発揮したいと思います。

■赤穂 ひまわり選手 (デンソー アイリス)

今までスタートで出ていたメインの選手たちがケガをしてしまい、私はスタートの中でも若い方だったとは思いますが、その若いことを言い訳にせずに自覚を持って今は取り組めていると思います。

ーーリバウンドとディフェンスに期待されており、合宿中に取り組んでいることはありますか?

リバウンドとディフェンスが求められていることは以前から自覚しています。合宿中は、オフェンスリバウンドはもちろん毎回参加するようにしていますし、参加しなければ絶対に取れません。リバウンドに行くことを意識しています。ディフェンスリバウンドでは、海外の選手は大きく、センターの選手たちはボックスアウトすることでも大変です。そこを対して、どれだけ外回りの選手が手助けできるかが大事になります。ボックスアウトしてくれているので、しっかり自分たちが飛び込んでリバウンドを取ることを意識しています。

ーーホーバスヘッドコーチはドライブを評価していましたが、成長した点や長所と思う点は?

今までもドライブに行こうと思ってはいましたが、その意識が強すぎてしまう面もありました。シュートが打てるタイミングなのに、ドライブに行ってしまったことでつぶされてしまい、状況判断がうまくできていませんでした。最近は空いている時は3ポイントシュートを打つように意識したことで、ドライブも行きやすくなったのかなと思います。日本には良いシューターが揃っているので、ドライブで切れ込んでフィニッシュまで行くことともに、外にキックアウトすることも意識しています。

ーー3ポイントシュートに対する自信は上がってますか?

以前よりも自信を持って打てるようにはなってきています。Wリーグでもそこまでアテンプト数も多くはないので、しっかりと高い確率で決められるように、もっと自信を持って空いたら打つことを意識していきたいです。

ーーリーダーシップを発揮するなど、メンタル面で成長した点は?

トムヘッドコーチにも、今のプレー面にプラスアルファして、リーダーシップのような声がけもどんどんして欲しいと言われています。そこが次の課題です。トムヘッドコーチのバスケットを毎年のように経験してきましたので、そこはちゃんと声を出していかなければいけないと思っています。まだ全然できていませんが、これからがんばっていきたいです。