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第32回オリンピック競技大会(2020/東京) バスケットボール競技 組み合わせ決定
2021年2月2日
2月2日(火)、スイス・ミースにおいて、今夏開催予定の 「東京2020オリンピック競技大会」 バスケットボール競技の組み合わせ抽選会が行われ、本大会の組み合わせが決定しました。
男子日本代表チーム (FIBAランキング41位) は、スペイン (同2位) 、アルゼンチン (同4位) 、FIBA男子オリンピック世界最終予選 (OQT) から勝ち上がる1チームと同じ、グループCに入りました。
女子日本代表チーム (FIBAランキング10位) は、アメリカ (同1位) 、フランス (同5位) 、ナイジェリア (同14位) と同じグループBに入りました。
つきましては、下記の通りお知らせいたします。
■大会名称 第32回オリンピック競技大会 (2020/東京)
■開催期間 2021年7月23日 (金) ~8月8日 (日)
(バスケットボール競技:7月25日 (日) ~8月8日 (日))
■会場 さいたまスーパーアリーナ
■参加国 男女各12か国
【男子】ナイジェリア、アルゼンチン、アメリカ、イラン、日本、フランス、
スペイン、オーストラリアの8か国は決定済み
※残り4か国はFIBA男子オリンピック世界最終予選で決定
【女子】ナイジェリア、カナダ、プエルトリコ、アメリカ、中国、日本、韓国、
ベルギー、フランス、セルビア、スペイン、オーストラリア
■組み合わせ
男子
女子
・未決の男子4チームについては、FIBA男子オリンピック世界最終予選により決定
・男子予選ラウンドは2021年7月25日~8月1日、準々決勝は8月3日、準決勝は8月5日、決勝戦および3位決定戦は8月7日に開催予定
・女子予選ラウンドは2021年7月26日~8月2日、準々決勝は8月4日、準決勝は8月6日、3位決定戦は8月7日、決勝戦は8月8日に開催予定
※最新のスケジュールは大会公式サイトをご覧ください。
■公益財団法人日本バスケットボール協会 会長 三屋 裕子 コメント
本日、オリンピックのグループ分けドロー(抽選会)が行われました。出場各国の顔ぶれを見ても、さすがにオリンピックは世界の強豪国12チームが参加する最高峰の大会だと改めて身の引き締まる思いです。
興奮と緊張のなかで見守ったドローの結果は、男子は先のワールドカップのファイナリスト2チームと同組、女子はアメリカやフランスと同組と、ともに気の抜けない、特に厳しいグループに入ったという感想です。今後新型コロナウイルス感染症の影響がどうなるかはわかりませんが、選手たちはオリンピックが開催されることを信じて、日々努力を続けています。今日のドローの結果を受けて、さらにもう一段、ギアが上がることと思いますが、これからも選手たちへのご支援・ご声援をよろしくお願いします。
■公益財団法人日本バスケットボール協会 技術委員長 東野 智弥
今日のドローは三屋会長、男子のラマスヘッドコーチ、そして女子のホーバスヘッドコーチとともに見ていました。女子は2大会連続の出場となり、アメリカ、フランス、ナイジェリアと同組です。厳しい組ではありますが、逆に言えば、グループを勝ち上がればリオオリンピックのときのように、準々決勝でアメリカと対戦することはなく、目標である金メダルに一歩近づけることになります。
一方の男子は11大会ぶりの出場です。男子のFIBAランキングは現在41位で、どこと対戦しても簡単に勝てる立場ではありません。ただ、自国開催のオリンピックで世界の強豪国と戦えるということ自体が、日本にとって良いことであり、嬉しいことと思わなければなりません。「なんとか1勝」。これを合言葉として、ラマスヘッドコーチや選手たちとともに戦います。
男女ともに、現在、コロナ禍ですので代表として十分な練習ができている状況ではありません。しかし、その分、選手たちは所属チームでしっかりとそれぞれの課題と向き合っていく時間ができたと前向きにとらえ、オリンピックに向かっていきたいと思います。
■2020年度男子日本代表チーム ヘッドコーチ フリオ・ラマス
ドローを終え、先のワールドカップのファイナリスト2チーム(スペイン、アルゼンチン)と対戦することも決まり、気持ちが高ぶっています。もう一つの相手は今後の最終予選次第ですが、いずれにしても、それらの強豪国に対して恐れるのではなく、いま我々ができるベストの挑戦をして、我々にとって最高の結果を得たいと思っています。
目標は「1勝」を勝ち取ること。オリンピックで運よく勝てるということはなく、特に日本の現状においては、パーフェクトな試合をしなければ勝利は得られません。1日1日の挑戦を積み重ね、勝つための周到な準備をして大会に臨めるようにしていきたいと思います。自分たちの手で、日本男子バスケットボールの歴史を変えたいです。
余談ですが、母国・アルゼンチンと同組になったことは、ちょっと妙な気分ですね。できれば、同組ではやりたくなかったです(笑)
■2020年度女子日本代表チーム ヘッドコーチ トム・ホーバス
非常に厳しいグループに入ったという感想ですが、対戦国が具体的に決まったことで、これまでは漠然とした準備しかしてこられませんでしたが、今日から、対戦相手に応じた具体的な準備に入れるという点では、よかったと思っています。勝ち上がることが難しい一方で、このグループを勝ち上がることで、リオオリンピックのときのように、準々決勝でアメリカと対戦するというようなことを避けられるメリットもあります。
いま、女子代表では渡嘉敷選手や本橋選手がケガをしてチームから離れています。オリンピック本番に間に合うかどうかもわからない状況ですが、その他の選手がそれぞれにレベルアップし、チームとしてそれをカバーしていくしかありません。ある意味でバスケットボールにはケガがつきものなので、前を向いて進んでいきたいと思います。
今回の女子の目標は金メダル。日本は私にバスケットボールを通じて多くのチャンスを与えてくれました。私の夢は「アメリカを決勝で破って金メダル」です。日本のために、日本チームの一員として、その夢に挑戦します。