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3×3男女日本代表:2020年11月から強化活動開始
2020年8月14日
今年2月に行われた3x3男子日本代表合宿時のトーステン・ロイブルディレクターコーチと小林大祐選手
「開催が1年延びたことで、練習期間が増えたことをプラスに捉えています」と話す篠崎澪選手
3×3男女日本代表は2020年11月から強化活動を開始することを発表しました。トーステン・ロイブル ディレクターコーチは「1から再スタートする気持ちで行いたい」と述べ、BリーグやWリーグなど5人制を主戦場とする選手たちに対し、3×3も専念できる機会を作っていきます。
3×3女子日本代表候補の篠崎澪選手(富士通レッドウェーブ)は、3×3と出会ってからまだ1年余りです。「開催が1年延びたことで、練習期間が増えたことをプラスに捉えています。今はまだ練習ができていませんがそれぞれ個々がレベルアップをして、次に招集されたときにはレベルの高い状態からスタートさせたいです」とオリンピックへ向かって仕切り直しとなります。
11月に強化合宿を再開した後、毎月継続的に開催していく方針です。「BリーグやWリーグのクラブには負担になりますが、3×3のリズムを保つためにも重要になります」とロイブルコーチは理解を求めていきます。特に3×3女子日本代表は、東京2020オリンピック競技大会への出場権を獲得していません。来年5月26日よりオーストリアで行われるオリンピック選考会(以下OQT)での出場権獲得を目指します。そのためにも2ヶ月前にはメンバーを確定し、大会スケジュールに沿った5日間の合宿やヨーロッパ遠征を行いながら、OQTに照準を合わせていきます。
開催国枠でオリンピックへの出場権を与えられた3×3男子日本代表も11月から始動し、最高の組み合わせとなる4人を決める争いが本格始動します。先般、3×3日本代表候補が発表されましたが「あくまで候補選手であり、常にオープンレース。3×3と5人制の両方を見て、チームにより良い影響を与える可能性がある選手がいれば追加していきます」というロイブルコーチは門戸を開いています。コロナ禍の中で合宿ができず、国内大会も中止されましたが、3×3男子日本代表候補の小林大祐選手(茨城ロボッツ / UTSUNOMIYA BREX.EXE)は「最低でも週4回は練習しています」とオリンピックに向けた歩みを止めていません。
東野智弥技術委員長は「男子3×3日本代表はメダル獲得、3×3女子日本代表はOQTを突破して金メダル」とオリンピックへ向けた目標を掲げました。「日本代表もクラブチームも先が見えない状況ですが、スポーツを通じた問題解決がチームとしての団結力を上げてくれます」とロイブルコーチは期待しています。
3×3日本代表も参加する「BASKETBALL ACTION 2020 SHOWCASE」が8月16日(日)に開催します。男女日本代表と男子車いすバスケ日本代表と全てのバスケカテゴリーが集まり、来年のオリンピック・パラリンピックへ向けて日本を元気づけるイベントとなります。13:00より「バスケットLIVE」にて生配信されますので、ぜひお楽しみください。