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第17回アジア競技大会 男子日本代表チームは準々決勝ラウンド第2戦、18:30より中国と対戦 | 一覧へ | 第17回アジア競技大会 男子日本代表チームはベスト4を決める準々決勝ラウンド開始、18:30よりイランと対戦 |
第17回アジア競技大会 男子日本代表チームはアジア王者イランに59-82で完敗
2014年9月27日
チームハイとなる14点を挙げた#14金丸 晃輔選手
#4石崎 巧選手は積極的に仕掛け前半の良いリズムを作る
「第17回アジア競技大会 バスケットボール競技」は第7日目。準々決勝ラウンドがスタート。ハヤブサジャパン 男子日本代表チームが属するグループGはイラン、中国、モンゴルが勝ち上がり、4チームによるリーグ戦が行われます。本日の相手は、インド、フィリピンを破って2連勝中であり、現アジアチャンピオンのイラン。
立ち上がりから、積極的にペイント内に仕掛けたハヤブサジャパン。そうすることでディフェンスが内側に寄り、#9辻 直人選手、#14金丸 晃輔選手が3Pシュートを決めてリードを奪います。「前半はインサイドをうまく抑え、#15EHADADI選手らをイライラさせることができ、我々のやりたいことができました」と話すのは長谷川 健志ヘッドコーチ。#4石崎 巧選手は、「#15EHADADI選手のフットワークがさほどよくないので、2on2からアタックしてチャンスを作る、もしくは自分から得点を取ることを意識しながらプレイしていました」と言うプレイをしっかりコートで表現し、幸先の良いスタートを切ることができました。前半残り3分28秒、#4石崎選手からのパスに合わせて飛び込んだ#10竹内 公輔選手のシュートが決まり、32-30。
「前半の最後の場面。ゾーンに切り替えた時に3Pシュートを3本決められたのが痛かったです。ファウルが混んできて(竹内 公輔選手 3ファウル)、中を絞らなければならなかった時にソフトになってしまい、やむを得ない部分もありました。逆に、しっかり3本とも3Pシュートを決められるというのが、アジアでチャンピオンである強さです」と長谷川ヘッドコーチが振り返るプレイでイランに突き放され、37-45と8点を追いかけ後半へ。
前半の最後の場面からの勢いは後半も続き、第3ピリオドは9点しか奪えず46-61。「点差が開いたところで、さらに相手に連続シュートを決められ、自分のやるべきことを一瞬見失ってしまい、リズムが悪くなってしまいました」と#4石崎選手は反省の弁を残し、アジアチャンピオンのイランへの挑戦は59-82、23点差をつけられて敗れました。
長谷川ヘッドコーチは、「現時点ではこのくらいの差がつく可能性はありました。ゾーンオフェンスがうまくいかなかったのが大きかったです。シューターが2枚いてもノーマークにさせられなかったので、形にとらわれてしまっていました。なかなかそこがうまくいかず、今日は悪いところが出てしまいました。後半は相手が思いきりドライブやパワーで攻めてきたのに対して、やっぱり逃げてしまっていました」と敗因を述べます。
アジアチャンピオンであるイランと対戦し、日本の現状を知ることができたはずです。チームハイとなる14得点を挙げた♯14金丸 晃輔選手は、「僕たちがイランのように激しいディフェンスをもっとやらないといけないです。イランはゾーンでも、マンツーマンでもディフェンスでは必死に足を動かして、ノーマークを作らない状況にしており、本来は僕らがそれをやらないといけないと感じました」と言います。石崎選手は、「それぞれが個人の責任を全うしている時間帯はすごく戦えているという印象はありました。チームとして機能させるという局面になった時に、アジアチャンピオンである相手の方が一枚上手だったと感じています」と話しており、この反省を生かし這い上がるしかありません。
明日は準々決勝ラウンド第2戦中国と対戦します。石崎選手は、「なんとしても明日の中国戦、そして明後日のモンゴルにも勝って2位通過したいですし、不可能だと思ってはいません。前半はイランの大きな#15EHADADI選手を上手く守ることができていました。中国の大きい選手も、個人の力とチーム力で守りきって勝ちにいきたいです」と話しており、イラン戦を糧に、準決勝ラウンド残る2試合で勝利を目指します。