ニュース

ハヤブサジャパン 平成26年度女子日本代表チーム 第17回FIBA女子バスケットボール世界選手権大会へ向けてトルコ・アンカラへ出発

2014年9月22日

日本代表としての誇りを胸に、世界へ挑むハヤブサジャパン

チームの柱として世界デビューを果たす渡嘉敷 来夢選手


 ハヤブサジャパン 平成26年度女子日本代表チームは、味の素ナショナルトレーニングセンターにて9月18日(木)~21日(日)まで行われた最終合宿を終え、「第17回FIBA女子バスケットボール世界選手権大会」の開催地であるトルコ・アンカラへ出発しました。

 今年度の強化活動期間中はチェコ(FIBAランキング5位/※日本17位)、オーストラリア(同2位)、モザンビーク(同38位)、トルコ(同13位)、ベラルーシ(同10位)、スペイン(同6位)、セルビア(同29位)、アンゴラ(同20位)、フランス(同4位)の9カ国(計16試合)と対戦。いずれもFIBA女子世界選手権に出場するチームであり、内海 知秀ヘッドコーチ曰く「世界との差を肌で感じることが第一の目的」として強化を行ってきました。

 内海ヘッドコーチは、「日本の弱点と言えるリバウンドの本数の差が、今までよりも縮まっていることが見えてきました」と、成果を挙げています。しかし、世界の上位チームとの差も浮き彫りとなっており、「スペインやフランスと対戦しても、前半は競った試合ができていました。しかし後半は、フィジカルでの当たりの強さからリバウンドが取られてリズムを掴めず、点差を離されてしまう部分がありました」。FIBA女子世界選手権では、「10点以上差を開けられると、逆転するのは難しくなってしまいます。そこがボーダーラインであり、10点差以内でなんとかゲームを作っていきながら、最後の勝負で勝ちきりたい」というゲームプランを立てています。準々決勝(予選ラウンド1位通過)または準々決勝予選(予選ラウンド2位または3位)へ進むためにも、2戦目のチェコ戦(9月28日)にターゲットを絞りました。今年すでに4度対戦しており、通算成績は2勝2敗。「相手も日本のことを把握しているかもしれませんが、私たちも特長が分かっている分、やりやすいです」と宮澤 夕貴選手も話しており、多くの試合を重ねてきた強化の集大成を本番で結果につなげていきます。

 「1試合1試合が貴重な試合でした。とにかく攻めて、それで失敗して後悔すれば良いと思っていました。攻めずに後悔するよりも、攻めてからどうすれば良かったか考えることで次につなげられます。そう考えられたことが本当に良かったです。それをどう世界選手権で出せるか、そこが大事です」と話す渡嘉敷 来夢選手は、自信を持ってヨーロッパ遠征から戻ってきました。「チーム目標のベスト8を最低条件にチームを勝利に導きたいと思います」と意気込みを語ったように、エースであり、チームの柱としての自覚も芽生え、ハヤブサジャパンを引っ張ります。

 目標はベスト8以上。今大会の優勝チームは、2016年ブラジル・リオデジャネイロで開催される「第31回オリンピック競技大会」の出場権が与えられます。大神 雄子キャプテンは、「リオデジャネイロオリンピック出場チーム第1号が出る大会であり、日本代表メンバーもそれを狙う気持ちで臨まなければ何も変わりません」と士気を高めています。世界を知る大神選手は、「予選リーグは短期決戦なので、絶対に初戦のスペイン戦(9月27日)が大事になります。スペインは練習試合で中国に3点差、ベラルーシとも1点差という接戦をしています。私たちはそのどちらにも勝っていますし、本当にチャンスはあると思っています」と話しており、アジアチャンピオンチームはさらなる高い目標を設定し、世界チャンピオンを目指します。

 大会前には現地にて10カ国目となるカナダとの強化試合も予定されており、万全な体制で大会に入れるようさらなる準備を行っていきます。世界に挑むハヤブサジャパンにご期待いただき、ご声援をよろしくお願い致します。