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ハヤブサジャパン 平成26年度男子日本代表チーム 第17回アジア競技大会へ向けて国内最終合宿がスタート
2014年9月14日
アジア競技大会へ向けて最終合宿が始まったハヤブサジャパン
マークが空いたら打つことを心がけ、積極点に得点を狙いにいく金丸晃輔選手
「第17回アジア競技大会」へ向け、ハヤブサジャパン 平成26年度バスケットボール男子日本代表チームは、9月11日(木)より最終強化合宿が始まりました。オーストラリア遠征では、「ペイント内からの得点も増えており、コンビネーションも徐々に精度が上がってきています。また、走って早い展開からフリーでシュートを決めることができていました」と長谷川 健志ヘッドコーチが言うように、全試合80点以上を獲ったオフェンス面での成果が見られました。反面、リバウンドなどからの失点が多く、この課題を克服するためにまずはディフェンスの強化に取り組んでいます。
7月のFIBA ASIAカップ、8月に行われたウィリアム・ジョーンズカップの両大会に出場した張本 天傑選手に、これまでのチームの変化について伺いました。「合宿が始まった当初から目指すバスケットは変わっていないので、それを突き詰めて継続して来たことでチームメイトの動きが把握できるようになってきました。より良くするためにも、さらにコミュニケーションを取って、コート内で話していかなければいけません」。長谷川ヘッドコーチ同様に、張本選手もオフェンスの成果を実感しています。「オフェンスのトランジションが早くなって得点が獲れるようになりました。また、金丸(晃輔)選手と辻(直人)選手が帰って来て、外のシュートが入るようになったことで相手のディフェンスを広げ、そこからインサイドを攻めることもできました。FIBA ASIAカップやジョーンズカップでは無かったプレイが見られ、アジア競技大会までにはもっと良くなるという手応えは感じています」。
金丸選手にオーストラリアを振り返っていただくと、「辻選手とともにアウトサイドからのシュートを結構決めることができました。マークが空いたら積極的に打つことを心がけており、その方がリバウンドにも入りやすいと思います。空いたら打つことをチームも許してくれているので、それはありがたいです」と話しており、調子は上がっています。
課題点はやっぱりリバウンド。「オーストラリアでは、ここぞという場面でリバウンドを獲られ、なかなかリズムに乗れないような状況でした」と金丸選手は言います。高さで勝負しても敵わない相手に対し、「シュートを打たれる前から押し込まれないように、むしろ相手を押し出してスペースを作ってリバウンドを獲りにいかなければならず、それしか方法はないと思います」。張本選手も同じ見解であり、さらに日本が目指すスタイルである「トランジションを早くするためにもリバウンドを獲らなければ始まりません。展開を早くしたいがために、ボールを獲る前から走ってしまいたくなりますが、全員でしっかりリバウンドを獲ってから走ることが大事になります」。最終合宿期間中は、日立サンロッカーズ東京や千葉ジェッツに協力いただきながら実戦形式での練習を行い、本番へ向けて仕上げています。