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男子日本代表:第4次強化合宿 開催報告「ガムシャラさは僕らの方が上」張本天傑選手

2019年8月6日

最年長でも「もっと良い選手になりたい」と意欲的に取り組む竹内譲次選手

ポジションアップして最終メンバー入りを目指す張本天傑選手

 AKATSUKI FIVE 男子日本代表は、8月1日(木)から6日(火)まで三菱電機株式会社 名古屋体育館にて第4次強化合宿を実施。すぐさま東京へ移動し、8月12日(月)にニュージーランド代表を迎えて開幕する「バスケットボール日本代表国際試合 International Basketball Games 2019」へ向け、そして「FIBAワールドカップ2019」での勝利を目指し、さらなる強化を重ねていきます。

 アジア予選を勝ち抜き、自力でFIBAワールドカップに出場をするのは21年ぶりです。その後、開催国枠で出場した2006年大会を経験しているのは竹内公輔選手(宇都宮ブレックス)と竹内譲次選手(アルバルク東京)しかいません。ふたたび世界と対戦できる可能性に対し、「もっと良い選手になりたいという気持ちを持たなければ、せっかくのチャンスなのでもったいないです。この合宿に参加できていること自体が自分にとっては全てプラスになるので、覚えられるものや身につけられるものは全て吸収していきたいです」と竹内譲次選手は積極的に取り組んでいます。

 渡邊雄太選手(メンフィスグリズリーズ)と八村塁選手(ワシントンウィザーズ)が今合宿から合流し、「本当に練習の質がひとつも、ふたつも上がったと感じています。彼らの質の高いプレーに周りが感化されています。それが良い練習につながっています」と竹内譲次選手は歓迎し、ハードワークを続けます。ニック・ファジーカス選手(川崎ブレイブサンダース)を含めたBIG3が中心となりますが、「そこに甘んじるわけではなく自分としてももっと成長していきたいです」とBリーグチャンピオンとしての意地を見せていました。

「残りのキャリアを見据えたときに先細っていくのではなく、塁と一緒に練習できることが素晴らしい機会ですし、これを有意義に使いたいです。その中で自分自身が成長していきたいですし、その力を日本代表のために発揮することができればベストだと考えています」(竹内譲次選手)

 たった2試合でしたが、3年前にはリオデジャネイロオリンピックの出場権を懸けたFIBA世界最終予選(※以下OQT)でも世界との真剣勝負を経験しました。ラトビアには48-88で完敗、FIBAワールドカップでも対戦するチェコには71-87で敗れています。そのメンバーの一人である渡邊選手は、「正直、前回のOQTは苦い経験をしましたし、自分自身なにもできずに終わってしまいました」と当時を振り返ります。

「世界との差をあのときにすごく感じました。口ではこのワールドカップも勝っていかなければいけないとは言ってますが、正直そんな簡単なものではありません。それは自分がよく分かっていると思っています。一ヶ月という限られた期間ですが、できることを全てやり切って本番に臨めるようにしたいです」(渡邊雄太選手)

 本格的にスモールフォワードへポジションアップした張本天傑選手(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)は、ウィリアム・ジョーンズカップを通じて実戦強化を行ってきました。「スイッチしたときにビッグマンを守れるし、アウトサイドの選手を守ることもできることは自分の長所です。でも、オフェンス面ではどうしたら自分の強みを出せるか、まだ模索している部分があります」と手応えとともに、課題も明確になりました。

 Bチームからトップチームの練習に参加した張本選手ですが、「噛み合わない部分があまりなかったです。より一層、日本が強くなっているという実感があります」とスムーズに溶け込むことができています。ジョーンズカップ、そして昨年のアジア競技大会でも若手チームを引っ張ってきた張本選手。忘れてはならない不祥事が起きたアジア競技大会でしたが、その後も8人で戦いを続けたうちの4人(張本選手、太田敦也選手、ベンドラメ礼生選手、シェーファー アヴィ幸樹選手)がFIBAワールドカップへ向けた候補選手としてがんばっています。

「苦しい大会もあり、いろんな経験をしてきたからこそ、僕らはメンタル的には強いと思っています。ガムシャラさは僕らの方が上です。やられても次はやり返すという気持ちを練習から出せています。しかし、メンタルだけではカバーしきれない部分もあるので、そこは成長しなければいけません」(張本天傑選手)

 質の高い練習ができていることを選手も、フリオ・ラマスヘッドコーチも実感できた第4次強化合宿を終えました。8月12日(月)には日本のFIBAランキング48位を上回る、38位のニュージーランドと対戦し、その成果を発揮してくれることでしょう。千葉ポートアリーナのチケットは即完売してしまいましたが、BSフジやフジテレビCS、バスケットLIVEにて生中継されます。

■バスケットボール日本代表国際試合 International Basketball Games 2019

【千葉開催(千葉ポートアリーナ)】チケット完売
2019年8月12日(月)17:00 男子日本代表 vs ニュージーランド
[生中継]BSフジ/フジテレビCS/バスケットLIVE

【AKARTSUKI FIVE plus+ 会員限定】
2019年8月14日(水)19:00 男子日本代表 vs ニュージーランド
[生中継]フジテレビCS/バスケットLIVE/Yahoo! JAPAN/スポーツナビ

【埼玉開催(さいたまスーパーアリーナ)】チケット好評発売中
2019年8月22日(木)19:00 男子日本代表 vs アルゼンチン
[生中継]BSテレ東/バスケットLIVE
2019年8月23日(金)17:00 ドイツ vs チュニジア
[生中継]バスケットLIVE
2019年8月24日(土)15:10 男子日本代表 vs ドイツ
[生中継]NHK総合/バスケットLIVE
2019年8月25日(日)15:00 男子日本代表 vs チュニジア
[生中継]BS朝日/バスケットLIVE