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男子日本代表:第2次強化合宿開催中「コーチ陣に買われたストロングポイントをしっかり出していければ良い」橋本晃佑選手
2019年7月9日
シューティングガードにコンバートし、積極性が増した星野曹樹選手
久々の日本代表合宿にワクワクしながら取り組む橋本晃佑選手
6月27日(木)から続く第2次強化合宿中のAKATSUKI FIVE男子日本代表チームは、実戦形式を中心にした強化も大詰めを迎えています。7月12日(金)よりチャイニーズ・タイペイにて開幕する 「第41回 男子ウィリアム・ジョーンズカップ」へ向け、まもなく出場メンバーが発表される予定です。
サイズとポテンシャルある若手選手を中心に選考し、インサイドだけではなく、アウトサイドからのプレーを身につけ、ポジションアップに挑んでいます。203cmある橋本晃佑選手(宇都宮ブレックス)は、東海大学時代から3Pシュートを武器としてきたビッグマン。しかし、ケガに見舞われ続け、思うようなプレータイムを得られないままプロとしてすでに4シーズンが経っていました。
橋本選手は学生時代に過去2回、日本代表に選出され、ジョーンズカップに出場。県立宇都宮工業高校3年の時は、富樫勇樹選手(千葉ジェッツ)と渡邊雄太選手(メンフィス・グリズリーズ)と3人の高校生が参戦しました。「渡邊君とは同じ部屋だったという思い出があります」と橋本選手は振り返ります。大学3年時はケガのため、ほとんど試合には出られませんでした。その年を境に招集されず、「正直言って日本代表は遠い目標になっていました。それよりも、まずは所属チーム内で結果を出さないと先にはつながらないとも思っていました」。昨シーズン、キャリアハイとなる53試合に出場し、ようやく完全復帰したことで、すぐさまチャンスが巡ってきました。
マンドーレ エルマンヘッドコーチは、アウトサイドシュートを評価します。橋本選手も「シュートを打てるタイミングではどんどん狙っています。コーチ陣に買われたストロングポイントをしっかり出していければ良いです」と積極的にアピールしています。
26歳となった橋本選手は東海大学の同期であるベンドラメ礼生選手(サンロッカーズ渋谷)や、A代表に定着する富樫選手、渡邊選手など「同世代の選手たちと一緒にプレーできるのも楽しみです。そのためにも、まずは自分が選ばれなければいけないですし、がんばっていきたいです。ワクワク感はあります」と5年ぶりの日本代表合宿を意欲的に取り組んでいました。
同じく栃木県にある白鷗大学の星野曹樹選手も195cmあり、シュートタッチ良く3Pシュートも得意な選手です。所属チームでのポジションはパワーフォーワードですが、マンドーレヘッドコーチはシューティングガードへのコンバートを打診しました。「最初はミスも多かったですが、安藤(周人)さんや(張本)天傑さんのプレーを見ていて、自分からもっと仕掛けていかないとチームとしてまとまらないと思いました」と新たなポジションに挑んでいます。今合宿では積極性が増した星野選手は、「自分の中で役割が明確になったことでシュートをしっかり打ち切れたり、パスミスがなくなってきました」と手応えを感じ始めています。
2段階のポジションアップはオフェンスもさることながら、ディフェンスがこれまでとは大きく異なります。しかし、星野選手は「プロの選手たちと比較して自分はハッスルできている部分が多く、エルマンコーチにもそこを評価していただいています。ディフェンスやリバウンド、オフェンスでアタックする部分で積極的にアピールできています」と自信を持ってプレーしていました。世代別代表を含め、日本代表に定着しはじめていることに対し、「本当にこのように評価していただいていることがうれしいです。U22日本代表に収まらず、今合宿に呼ばれていることは同世代の中でも評価されている証拠だと思っています」。
12名、多くても13名で臨むことをマンドーレヘッドコーチは明言しており、今合宿に招集された20名(※田中力選手は練習生であり、ジョーンズカップへの選考対象外)のうち、誰が国際試合への出場権を手にするかが楽しみです。
■第41回ウィリアム・ジョーンズカップ 大会概要
【日程】2019年7月12日(金)〜21日(日)
【開催地】チャイニーズ・タイペイ(7/12〜16:彰化縣立体育館、7/18〜21:新荘体育館)
【参加チーム】
日本、チャイニーズ・タイペイA、フィリピン、ヨルダン、インドネシア、チャイニーズ・タイペイB、韓国、イラン、カナダ