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女子ユニバーシアード日本代表:準々決勝【日本89-83ロシア】メダルを懸けた準決勝はアメリカと対戦

2019年7月8日

苦しみながらも準決勝進出を決めた女子ユニバーシアード日本代表

15点を挙げてチームを引っ張る#5 髙田 静キャプテン

 ベスト8が出揃った「第30回ユニバーシアード競技大会 (2019 / ナポリ)」は決勝トーナメントが行われ、女子ユニバーシアード日本代表は89-83の接戦の末にロシアを下し、準決勝進出を決めました。

 準々決勝ロシア戦、開始3分で12-5と幸先良いスタートを切った日本。しかし第1クォーター終盤に逆転を許し、続く第2クォーターでは24-33と9点差まで引き離されます。ロシア#88MATUSHKINA Polina選手に前半で4本の3Pシュートを含む16点を決められ、劣勢に立たされました。日本も#11 岡田 英里選手 (東京医療保健大学 4年)が2本の3Pシュートを決め、38-42と4点まで追い上げて前半終了。

 後半開始3分、#12 中田 珠未選手 (早稲田大学 4年)の得点で48-46とし、逆転に成功。一進一退となる中、インサイドから#12中田選手と#14 藤本 愛妃選手 (東京医療保健大学 4年)、#11岡田選手と#8 アイメレク モニィーク選手 (東京羽田ヴィッキーズ)は3Pシュートを決めて少しずつリードを広げていきます。第4クォーター開始3分、#5 髙田 静選手 (JX-ENEOSサンフラワーズ)の得点で77−66とし、この試合最大となる11点差をつけます。しかし、お互いに負けられない決勝トーナメント。残り19秒、86-83と3点差に迫られます。ファウルゲームの中、最後は#8アイメレク選手が2本のフリースローをしっかり決め、89-83で逃げ切り、準決勝へ駒を進めました。

 準決勝の相手はアメリカです(日本時間7月9日(火)0:30)。前回大会、アメリカはベスト8で敗れており、今大会の準々決勝も残り4分まで中国がリードしていました。しかし終盤に4連続得点を挙げ、87-79で辛勝したアメリカが準決勝に勝ち上がり、日本と対戦します。金メダル獲得を目標に掲げる日本にとっては、乗り越えなければならない相手です。

■ 第30回ユニバーシアード競技大会 (2019 / ナポリ) 大会概要

期間:2019年7月3日 (水)〜14日 (日)
   ※バスケットボール競技 (女子) 実施期間は7月3日 (水)〜10日 (水)
開催地:イタリア・ナポリ

決勝トーナメント(日本時間)
【準々決勝】
日本 89-83 ロシア
アメリカ 87-79 中国
ポーランド 60-44 チェコ
オーストラリア 81-72 チャイニーズ・タイペイ
【準決勝】7月9日 0:30 日本 vs アメリカ
【決勝】7月11日 3:00

予選グループ結果
【グループA】1位:日本、2位:チェコ、3位:ハンガリー、4位:ウクライナ
【グループB】1位:ポルトガル、2位:ロシア、3位:ルーマニア、4位:アルゼンチン
【グループC】1位:アメリカ、2位:チャイニーズ・タイペイ、3位:スロバキア、4位:メキシコ
【グループD】1位:オーストラリア、2位:中国、3位:フィンランド、4位:カナダ

■ 2019年度バスケットボール女子ユニバーシアード日本代表チーム

【スタッフ】
チームリーダー 野寺 和彦 (玉川大学)
ヘッドコーチ 佐久本 智 (JX-ENEOSサンフラワーズ)
アシスタントコーチ 木下 佳子 (日本体育大学)
アシスタントコーチ 柏倉 秀徳 (筑波大学)
マネージャー・通訳 田邊 広子 (トヨタ自動車 アンテロープス)
ドクター 宇土 美於 (多摩北部医療センター)
トレーナー 古澤 美香 (株式会社リニアート)
トレーナー 山本 愛乃 (帝京大学)
テクニカルスタッフ 梅津 ひなの (公益財団法人日本バスケットボール協会)

【選手】 ※氏名表記は「姓・名」の順
#4 松本 愛美 (SG / 富士通 レッドウェーブ)
#5 髙田 静 (PG / JX-ENEOSサンフラワーズ)
#6 田中 真美子 (C / 富士通 レッドウェーブ)
#7 渡部 友里奈 (SG / デンソー アイリス)
#8 アイメレク モニィーク (PF / 東京羽田ヴィッキーズ)
#9 永田 萌絵 (SF / 東京医療保健大学 4年)
#10 軸丸 ひかる (PG / 白鷗大学 4年)
#11 岡田 英里 (PG / 東京医療保健大学 4年)
#12 中田 珠未 (PF / 早稲田大学 4年)
#13 佐坂 樹 (PF / 白鷗大学 4年)
#14 藤本 愛妃 (PF / 東京医療保健大学 4年)
#15 佐藤 由璃果 (SF / 筑波大学 3年)

※所属は2019年6月10日現在
※ポジション (P) : PG-ポイントガード、SG-シューティングガード、SF-スモールフォワード、
         PF-パワーフォワード、C-センター