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男子日本代表:第2次強化合宿開催中「アルバルクでは学ぶことが多く、成長することができた」シェーファー アヴィ 幸樹選手

2019年7月4日

積極的に3Pシュートを狙い、ポジションアップに挑む平岩玄選手

チームの中心となってリーダーシップを発揮するシェーファー アヴィ 幸樹選手

 AKATSUKI FIVE男子日本代表は現在、味の素ナショナルトレーニングセンター(東京都北区) にて第2次強化合宿を行っています。平均年齢22.9歳と若いメンバーを競わせてB代表を構成し、7月12日(金)よりチャイニーズ・タイペイにて開幕する 「第41回 男子ウィリアム・ジョーンズカップ」へ出場し、男子日本代表の底上げを目指します。また、志願して前回合宿から参加していた太田 敦也選手 (三遠ネオフェニックス)に加え、張本 天傑選手 (名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)とベンドラメ 礼生選手 (サンロッカーズ渋谷)のA代表経験者が加わり、練習の質が高まっています。

 マンドーレ エルマンヘッドコーチはジョーンズカップへ向け、「チームディフェンスの強化と新しいオフェンスシステムの確認」を行いながら強化を図っています。「仲間のためにプレーすることを重視しています。それぞれが役割を徹底できれば自ずとプレーは機能し、チームの連携も合います」というのが日本のスタイルであり、それに見合った選手を求めていました。

 八村塁選手(ワシントン・ウィザーズ)とともに、「FIBA U19バスケットボールワールドカップ2017」で世界10位になったメンバーからシェーファー アヴィ 幸樹選手 (アルバルク東京)と平岩 玄選手 (東海大学 4年)が名を連ねています。シェーファー選手は昨シーズンも、マンドーレヘッドコーチ率いるジョーンズカップとアジア競技大会に出場しており、「この中では長く教わってきた分、コート上でリーダーシップを執らなければいけない立場であることを自覚しています」と意識を高く持ち、中心になってチームを引っ張っていました。

 昨シーズンからプロとなり、Bリーグを制したアルバルク東京の一員として過ごしたことで「毎日、アレックス(カーク)とマッチアップし、ルカ(パヴィセヴィッチ)ヘッドコーチの細かいバスケットに対する練習をしてきたことでバスケIQを高めることはできています。試合に出る機会は限られていましたが、それでもアルバルクでは学ぶことが多く、成長することができました」と自信を持って臨んでいます。

 平岩選手は「国内ではインサイドでも通用しますが、国際試合ではアウトサイドでのプレーが必要です」とこれまでの経験を踏まえ、またマンドーレヘッドコーチからもポジションアップを求められています。練習中からトライ&エラーを繰り返しながら、4番ポジションとして積極的に3Pシュートを狙っていました。

 サイズと才能を兼ね備えた若き選手たちにとって、一番足りないのは経験値です。その差を埋めてA代表入りを目指すためにも、国際試合の経験を積む機会となるジョーンズカップに出場しなければなりません。7月11日(木)まで強化とともに、厳しい選手選考が行われています。

■第41回ウィリアム・ジョーンズカップ 大会概要

【日程】
2019年7月12日(金)〜21日(日)

【開催地】
チャイニーズ・タイペイ(7/12〜16:彰化縣立体育館、7/18〜21:新荘体育館)

【参加チーム】
日本、チャイニーズ・タイペイA、フィリピン、ヨルダン、インドネシア、チャイニーズ・タイペイB、韓国、イラン、カナダ