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平成26年度女子U-18・U-17日本代表チーム 第1次合同強化合宿開催報告
2014年5月18日
本番まで1ヶ月余りの女子U-17日本代表チームを指導する一色ヘッドコーチ
昨年の中国戦を踏まえディフェンスを意識して練習に取り組む遠藤 桐選手
5月12日(月)から14日(水)の3日間、味の素ナショナルトレーニングセンターにて、平成26年度バスケットボール女子U-18日本代表チームと女子U-17日本代表チームによる合同合宿が行われました。6月28日に開幕する「第3回FIBA U-17女子バスケットボール世界選手権大会」まであと約1ヶ月余り。19名が招集された女子U-17日本代表候補選手にとっては、この合宿が最終メンバー12名に残るためにも最後のアピールする場となります。
両チームを指揮する一色 建志ヘッドコーチですが、先に大会を迎える女子U-17日本代表チームを入念に指導。昨年、準優勝した「第3回FIBA ASIA U-16女子バスケットボール選手権大会」を経て、さらなる強敵が待つ世界へ挑むために、プレイを止めながら一つひとつの修正点を確認し、日本が目指すプレイスタイルを徹底させていました。
日本代表候補選手の一人であり、準優勝メンバーの遠藤 桐選手(桜花学園高校 2年)は、「昨年、予選では中国に勝てましたが(日本 75-59 中国)、決勝では相手のペースで試合が進み、流れや勢いで負けてしまいました(日本50-62中国)。だからこそ、自分のマークマンを嫌がらせるディフェンスを意識しています」と話しており、昨年の経験を糧にしながらレベルアップに努めていました。
女子U-18日本代表チームは4月にカナダ遠征を実施し、1勝2敗という結果でしたが、「選手たちのパフォーマンスは良かった」と及第点をあげた一色ヘッドコーチ。中山 樹選手(鹿屋体育大学 1年)は、「世界で戦うためにも当たり負けない体作りやリバウンドでも負けないようにしたい」とカナダ遠征で実感した課題点を挙げています。女子U-18日本代表チームは、今後も強化を進めながら、10月にヨルダン・アンマンにて開催される「第22回FIBA ASIA U-18女子バスケットボール選手権大会」に向けて、選手選考を行なっていきます。
女子U-17日本代表チームは本番まで時間が無い中ではありますが、ハンドリングなど基礎練習にも時間を費やしました。一色ヘッドコーチにその意図を伺ったところ、「『1on1に行け』と指示を出しても、大きい選手たちはドリブルのスキルがまだ足りないのが現状ですので、今回は練習メニューを紹介しました。 フィジカルトレーニングも同じことですが、1日や2日でうまくなるわけではないので、この合宿で学んだことをチームに持ち帰って継続してもらうことが大事です。それとともに日本代表としての自覚をさらに備えて、次の合宿に来てもらえるような意識付けをしています」。
「第3回FIBA U-17女子バスケットボール世界選手権大会」は、6月28日から7月6日の期間、チェコ・クラトビ、プルゼニにて開催されます。すでに組み合わせは決まっており、オーストラリア、メキシコと同じグループCで予選を戦い、決勝トーナメント進出を目指します。