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第25回FIBA ASIA女子バスケットボール選手権大会(兼 第17回FIBA女子世界選手権大会 アジア地区予選) 第5日目 ハヤブサジャパンは中国を62-55で下し、負けなし5連勝。予選1位通過で準決勝進出

2013年11月1日

 「第25回FIBA ASIA女子バスケットボール選手権大会 (兼 第17回FIBA女子バスケットボール世界選手権大会 アジア地区予選)」は第5日目。予選ラウンド5連戦の最終戦となる中国戦を迎えました。勝てば予選1位通過が決まる大一番、#10渡嘉敷 来夢選手が先制点を挙げて試合はスタートしました。

 立ち上がりから日本がリードする展開となった中国戦。しかし、ターンオーバーを誘う好ディフェンスを見せましたが、その後のオフェンスではなかなか得点につながらず、思うように得点を離せません。逆に相手にリバウンドを拾われ、なかなかリズムに乗れない立ち上がり。#6間宮 佑圭選手に代わって入った#15王 新朝喜選手。昨日、内海 知秀ヘッドコーチから、「中国戦は行くぞ」と言われており、準備万全の王選手がインサイドから攻めます。得意のフックシュートを決め、流れが引き寄せた日本が25-18、7点リードして前半終了。

 「ドライブであったり、中国の高さに負けずにペイント内で点数を獲れたのは今までの日本にはない良い形です」。そう内海 知秀ヘッドコーチが称えるように、強気なプレイを見せた後半。序盤は中国に攻め込まれ、開始3分で3点差まで詰められます。「ディフェンスを頑張っていること、そしてインサイド陣が頑張っていることで大きく崩れず、そこが今大会を通じて安定している感じがします」と内海ヘッドコーチが話すように、押されても押し返す力をハヤブサジャパンは持っています。#8宮元 美智子選手が速攻を走って得点を決めると、間宮選手、#12吉田 亜沙美選手がバスケットカウントをねじ込み、全員がゴールにアタックしたことで流れを呼び込みます。第3ピリオド終盤、この日、最初で最後の3Pシュートを宮元選手が決め、50-38で最終ピリオドへ。
 その第4ピリオドに日本が挙げた12点全てを決めたのは渡嘉敷選手。高さで勝る中国を相手に、渡嘉敷選手(20点)、間宮選手(15点)、王選手(9点)がしっかりと得点を重ね、インサイドを制した日本が62-55で勝利し、全勝で予選1位通過を決めました。FIBA ASIA選手権で中国を破ったのは、2007年仁川大会以来、6年振り。

 「前半4点しか獲れず、自分は何をしていたんだろう、あのままでは終われない、と思っていました。相手が疲れてきた後半に、体力勝負だって自分に言い聞かせていたのと、みんなも自分を信じて戦ってくれている思って、ならばやらなけらばいけないと積極的に点数を獲りにいきました」。20得点を挙げた渡嘉敷選手は、リバウンドも12本獲るWダブルの活躍。「ディフェンスリバウンドを獲って初めてオフェンスにいけますし、オフェンスリバウンドを獲るとチームのみんなもシュートが打ちやすいので、リバウンドを獲ってこそ自分だと思っています」。高さのある中国に対し、2つのブロックショットも決めました。「高さでも負けていないと思っています。もちろんリバウンドでは負けてられません」、渡嘉敷選手は頼もしい言葉を残してくれました。

 準決勝の対戦相手は、日本戦の後、20:00(日本時間22時)より行われた韓国vsチャイニーズ・タイペイ戦の結果を待っての決定となり、チャイニーズ・タイペイが韓国を63-58で下すも、中国、韓国、チャイニーズ・タイペイの勝敗が並んだことからゴールアベレージにより、2位:中国、3位:韓国、4位:チャイニーズ・タイペイとなりました。
 準決勝へ向け、内海ヘッドコーチも、「どちらにしても気持ちを切り換えて、セミファイナル、ファイナルと一つずつ勝ち上がっていきたいです。どこが上がってきても必ず当たる相手なので、同じように準備するだけです」と話しており、ようやく迎える休息日でコンディションを整えて決戦に備えます。

 目標に掲げたアジア制覇へ向け、残る2試合。更なるご声援をよろしくお願いいたします。