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第25回FIBA ASIA女子バスケットボール選手権大会(兼 第17回FIBA女子世界選手権大会 アジア地区予選) 第2日目 ハヤブサジャパンは第2戦、チャイニーズ・タイペイを69-57で下し、開幕2連勝
2013年10月29日
「第25回FIBA ASIA女子バスケットボール選手権大会 (兼 第17回FIBA女子バスケットボール世界選手権大会 アジア地区予選)」は第2日目。東アジア競技大会で悔しい敗戦をしたチャイニーズ・タイペイと、本番の舞台で再び対戦できる機会が早々にやってきました。
「東アジア競技大会で負けてすごく悔しい思いをしたので、今日は最初からその借りを返そうと強い気持ちを持って試合に入りました」と話すのは#8宮元 美智子選手。チームとして、これまで試合の入り方の悪さが課題として挙げられていましたが、今日は立ち上がりから強い気持ちで入った宮元選手のシュートで勢いづかせます。次々と3Pシュートを沈め、10分を終えた時点ですでに5本中5本の3Pシュートを成功させ、22-13と日本がリード。第2ピリオド、今度は#6間宮佑圭選手が12点を挙げ、途中出場した#14宮澤夕貴選手も思い切り良い速攻を決めるなど、インサイド陣が活躍し42-24、18点リードして前半を終えます。内海 知秀ヘッドコーチは、「後半は入れるべきシュートを落としていたり、ターンオーバーがあったりする部分があり、せっかく波に乗れるかなと思うと相手にリズムを与えてしまったところは反省点」と話すように、後半の出だしは思うように攻められず、少しずつ点差が縮められていきます。しかし、第3ピリオド終盤には#10渡嘉敷 来夢選手がファウルをもらって得点を重ねると、再び点差を開いていきます。最後はベンチメンバーが奮闘し、昨日のカザフスタン戦と同じように全員バスケットで69-57、12点差をつけて勝利し2連勝となりました。
宮元選手の3Pシュート、渡嘉敷選手17点、間宮選手14点を挙げたインサイド陣の活躍もさることながら、今日の勝因はディフェンスです。14本のスティール、相手に20個のターンオーバーを与え、ディフェンスからしっかり日本のリズムでオフェンスに展開できたことが勝利につながりました。内海ヘッドコーチは、「東アジア競技大会でやられたことを繰り返さないように、ディフェンスの課題点を修正できたことは非常に良かったです」と話しています。「自分たちのディフェンスの約束事やポジション取りがしっかりできれば、オフェンスもすんなり入れる、と試合前に内海ヘッドコーチが仰ってました。ディフェンスに関しては、ミーティングでも練習でもしっかり意識していた点がこの試合で出せたことが、今回と東アジア競技大会の結果の違いとして現れたと思います」と間宮選手も話しており、成長を感じられる試合となりました。
次戦、予選ラウンド第3戦は韓国と対戦します。昨年のロンドンオリンピック世界最終予選では79-51で快勝しましたが、それはもう過去のこと。どちらもメンバーが代わっているとともに、韓国もまた昨年の悔しい思いをぶつけて試合に挑んでくることでしょう。そして何よりも、開幕戦で中国に勝利しました。「韓国はその良い流れでくると思いますけど、今の日本も流れは悪くないです。また、修正点を1日1日しっかり克服できているので、引け目とかは一切感じず思いっきり戦っていきたいです」と間宮選手は自信を持って韓国戦への意気込みを話してくれました。
アジアを制するためにも乗り越えねばならない日韓戦は、10月29日(火)20:00(日本時間 22:00)より試合開始。CS放送「フジテレビNEXT」にて生放送(21:50~24:30)されます。