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第6回東アジア競技大会 大会第1日目 男子日本代表チームはホンコン・チャイナに82-56で快勝し、白星スタート
2013年10月10日
女子日本代表チームの快勝(108-26)で始まった第6回東アジア競技大会。第1日目のラストゲームに登場する男子日本代表チーム。初戦の相手は、5月の東アジア選手権(3位決定戦 ○87-71)、8月のFIBA ASIA 選手権(予選 ○76-59、9位決定戦 ○79-50)で通算3度対戦し、3連勝中のホンコン・チャイナと対戦。
大学生メンバーで挑む男子日本代表チームうは、「言い訳をせず、全力を尽くす」という決まり事を作って取り組んできました。今大会の組み合わせが決まった時から、「初戦が大事」とも言い続けたホンコン・チャイナ戦がスタート。序盤は相手に確率良くシュートを決められリードを許しましたが、すぐさまディフェンスから立て直します。第1ピリオド残り3分を切ってからは相手に得点を許さず、6連続シュートを決めて27-9とスタートダッシュに成功。速攻から#9藤高 宗一郎選手(関西大学 4年)がダンクシュートを決めると、さらに波に乗った男子日本代表チームは前半を終えて46-20、26点と大差をつけます。後半だけの得点は36-36と同点でしたが、前半に引き離したリードを守り切り、82-56で男子日本代表チームが快勝。女子日本代表チームとともに、白星スタートを切ることができました。
試合前、長谷川 健志ヘッドコーチから選手たちへ、5つのキーワードを挙げました。「積極性」「玉際の競り合い」「平面バスケット」「プレイの判断力」「チームの団結力」。アジア9位という結果に終わった男子日本代表チーム。その現状を受け入れつつも、少しでもこの世代から打開していくために、勝つこともさることながら「もう一度、日本が目指すバスケットの原点に返ること」を強調。この日の勝因としては、「チーム全員が強い気持ちを持ってコートで示したことが良い結果につながりました」とコメントした長谷川ヘッドコーチ。
今年度のホンコン・チャイナ戦の全てに出場した#4田中 大貴選手。試合後、「試合に勝てたのは良かったですが、オフェンスリバウンドを獲られたり、ディフェンスのコミュニケーションミスでやられたり、まだまだ修正点はあります。これからも試合は続くので、今日よりももっと良くなれるように意識していきたいです」と出てくる言葉は反省点ばかり。「日本代表としての誇りと自信を持て、と言われてゲームに入ったことで、チームとしては良い試合の入り方ができました。良い形のディフェンスで相手の攻撃を終わらせることができたことで、日本のオフェンスもリズム良くシュートを打つことができ、そして良く決めたと思います」と試合を振り返ったのはキャプテンの#7藤井 祐眞選手。
次戦は中国と対戦。藤井選手は、「今日の試合と同じように出だしから自分たちのゲームに持っていければ勝てると思います。中国は高さがあるのでリバウンドでは苦労しますが、そこはチーム全員で頑張るしかないです」と話しており、2連勝を目指します。
その中国戦は、10月10日(木)20:00(日本時間21:00)よりティップオフ。女子日本代表チームは休息日となり、翌10月11日(金)11:00(日本時間12:00)よりホンコン・チャイナと対戦します。
■大会第1日目(10月9日) 試合結果
【男子】グループA
グアム ● 71-83 ○ モンゴル
韓国 ● 76-79 ○ チャイニーズ・タイペイ
【男子】グループB
日本 ○ 82-56 ● ホンコン・チャイナ
【女子】
グアム ● 26-108 ○ 日本
ホンコン・チャイナ ● 44-119 ○ チャイニーズ・タイペイ