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女子日本代表:『FIBA 女子ワールドカップ 2018』開幕まであと4日!開催地(スペイン・テネリフェ)にて最終調整中

2018年9月18日

渡邊雄太選手の母校ジョージ・ワシントン大学で世界No.1のアメリカと対戦

強豪相手に経験を積み、自信をつけた新生AKATSUKI FIVE 女子日本代表チーム

 AKATSUKI FIVE 女子日本代表は9月22日(土)より開幕する「FIBA 女子ワールドカップ 2018」へ向け、すでに開催地であるスペイン・テネリフェに入り、最終調整を行っています。

 2週間前、9月4日(火)にアメリカ遠征へ向かった女子日本代表はカナダ代表、そして世界No.1チームのアメリカ代表と対戦。2年前、リオデジャネイロオリンピックでアメリカ代表と対戦したときは、64-110で完敗しました。あのときを経験しているのは髙田真希選手(デンソーアイリス)、町田瑠唯選手(富士通レッドウェーブ)、藤高三佳選手、長岡萌映子選手、三好南穂選手(いずれもトヨタ自動車アンテロープス)、宮澤夕貴選手(JX-ENEOSサンフラワーズ)の6人。現在14名(※最終メンバー12名は9月21日までに決定)で活動している女子日本代表選手にとって、8人は初対戦となります。

 経験値は足りないですが、恐いもの知らずなのがこのチームの良いところです。一方で、アメリカ代表に圧倒されてしまえば、自信を失う心配もありました。しかし、トム・ホーバスヘッドコーチは「負けるのも経験です。日本のバスケットを信じて、自信を持って本戦に臨めるようにするだけです」と向かっていき、結果は87-108。リオデジャネイロオリンピックのときよりも得点を伸ばし、失点を減らすことができ、大きな自信になったのは間違いありません。

 アメリカ遠征を経て、スペイン・テネリフェに到着。開幕戦の相手であるスペインと対戦し、その後は中国とも練習試合を実施。残念ながら1勝も挙げることはできませんでしたが、様々なことを試しながら経験値を高めることはできました。若いチームにとっては、負けたことでさらに多くのことを学ぶことができており、今から本番が楽しみです。

 「一番練習してきたのは自分たちであり、個の能力では及ばなくても、チームプレーは絶対に日本が上にいると常にヘッドコーチに言われていますし、自分たちもそう思っています。チームディフェンスやチームでしっかりオフェンスを組み立てていくことが日本らしさです。強みであるチームワークを意識していくことで、勝つチャンスや戦えるという自信はみんなが持っています」と髙田キャプテンは力強く話していました。

 髙田選手自身はキャプテンを任され、リーダーシップを発揮するとともに、「毎年そうですが、日本代表はプレーの幅を広げてくれる場だと思っています。今年はどのポジションも3Pシュートを打つことを課されています。しっかり挑戦しながら、合宿や試合を重ねるごとにスペーシングを取って積極的に3Pシュートを打てるようになってきました。ゲームの中でも決めきることができれば、ドライブなど他のプレーにもうまくつなげることができます」と進化し、世界へ挑みます。

 FIBA 女子ワールドカップの開幕戦となる地元スペイン戦は、日本時間9月23日(日)早朝4時ティップオフ。CS「フジテレビNEXT」「BS-TBS」にて全試合中継されます。1975年、コロンビア大会で銀メダルとなって以来のメダル獲得を目指すAKATSUKI FIVE 女子日本代表へ、ぜひ日本から熱い声援を届けてください。

■FIBA女子ワールドカップ 2018
期 間:2018年9月22日(土)〜30日(日)
開催地:スペイン(サンタ・クルス・デ・テネリフェ)
出場国:予選グループ
【グループA】韓国、ギリシャ、カナダ、フランス
【グループB】オーストラリア、トルコ、アルゼンチン、ナイジェリア
【グループC】日本、スペイン(9/23(日)4:00)、ベルギー(9/23(日)21:30)、プエルトリコ(9/25(火)19:00)
【グループD】ラトビア、アメリカ、セネガル、中国
http://www.fiba.basketball/womensbasketballworldcup/2018