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第18回アジア競技大会 3×3バスケットボール日本代表チーム 出場選手変更のお知らせ | 一覧へ | 3×3日本代表:「第18回アジア競技大会」本日開幕「3×3と5on5の両方をつなぐパイプ役になりたい」大神雄子コーチ |
女子日本代表「第18回アジア競技大会」予選ラウンドを終え、3勝1敗で決勝トーナメント進出決定!馬瓜ステファニー選手は女子3×3にも参戦し、2種目で金メダルを目指す
2018年8月22日
タイ戦でようやく3Pシュートも決まり、27点を挙げた渡邉亜弥選手はこれからが本領発揮
馬瓜 ステファニー選手は5人制と3x3の2種目で金メダルを目指す
「第18回アジア競技大会」での女子日本代表は、8月21日(火)に予選ラウンド4試合を戦い終え、3勝1敗で決勝トーナメント進出を決めました。唯一敗れた中国は8月23日(木)にモンゴル戦を残していますが、直接対決で敗れているために今後の結果に関わらず、日本はグループB2位通過となります。決勝トーナメントは8月26日(日)(※時間未定)に行われ、準々決勝はグループA3位のカザフスタンと対戦します。
アジアチャンピオンの日本にとって、FIBA大会で常に対戦するDivision A(1部/8チーム)に属するのは、同じグループBでは中国のみ。快勝した香港(○121-44)、モンゴル(○107-35)、タイ(○91-41)はいずれも昨年行われたFIBA女子アジアカップにおいて、Division B(2部/7チーム)にもいません。はじめて対戦する相手でしたが、常に藪内夏美ヘッドコーチは「スピードとスペース、トランジションの日本のスタイルを意識して臨み」、自らのスタイルを貫いて3勝を挙げました。
唯一、中国には73-105で完敗。先発を務める中田珠未選手(早稲田大学3年)は、「序盤から相手に高さを生かされ、連続でやられてしまいました。日本は出だしが良くないと自分たちの流れに持っていけないところがあります。全員がミスマッチという状況は滅多に起こらないので、そこも難しかったです」と振り返ります。しかし、この敗戦に下を向くことなく、「勝ち上がればもう一度対戦できるチャンスもあります。次は、しっかり最初から日本らしいバスケットを出し、それさえできれば勝てるのではないかと思っています」とリベンジに燃えています。
今大会に出場することをモチベーションとし、リハビリを続けていた近藤 楓選手(トヨタ自動車アンテロープス)でしたが間に合わず、急きょロスター入りしたのが渡邉亜弥選手(三菱電機コアラーズ)でした。同じく代役として臨んだウィリアム・ジョーンズカップであり、「そこで出し切ったので、(所属チームに戻って)次のステップに行こうと気持ちを切り替えていました」。そのため、今大会への出場機会が巡ってきても「最初は整理がつかなかったです」というのが本音です。しかし「近藤さんの分も、日本のためにもしっかり戦わなければいけない」という自覚が芽生えたことで、ベンチスタートながらチームの得点源として奮闘し、昨日のタイ戦では27点を挙げました。決勝トーナメントへ向け、「中国も高さはありましたが、カザフスタンのセンターも大きいです(190cm以上が2人)。相手の大きさに圧倒されてしまうと自分たちのプレーができなくなりますので、いつも通りディフェンスから徹底していけば良い試合ができ、勝利につながると思います」と抱負を語り、さらにチームを勢いづけてくれることでしょう。
今大会において、「1番大事なのはコンディションを落とさないことです。限られた環境や時間(練習時間50分/空き時間で選手がジムを利用して率先してトレーニング)の中でも、コーチ陣がしっかりと選手を管理していかなればならないです」と藪内ヘッドコーチは、選手たちの力を最大限出すためのマネジメントも考慮しなければなりません。次戦の準々決勝までは中4日あり、その間に調整できる時間も限られています。篠崎澪キャプテン(富士通レッドウェーブ)は、「試合の中でコンディションを上げなければいけないですし、ライバルとなるチームを想定して戦っていかなければなりません。時間はないですが、みんな条件は一緒なのでしっかり調整していかなければいけないです」と言うように、これまでの4戦でもしっかりと積み上げられています。メンバーは違えど、アジアチャンピオンのプライドを持って今大会に臨む女子日本代表の目標は金メダルであり、中国にリベンジすることです。
昨日から新種目の3×3がスタートし、3×3男子日本代表は2連勝と好スタートを切りました。本日8月22日(水)には3×3女子日本代表が登場します。大会直前のケガにより、男女それぞれメンバー変更がありました。男子は保岡 龍斗選手 (秋田ノーザンハピネッツ)に代わり、宮越 康槇選手(拓殖大学4年)が出場。国内大会ではともに参戦しており、スムーズに溶け込めています。女子は栗林 未和選手 (富士通レッドウェーブ)に代わって、5人制にも出場している馬瓜ステファニー選手(トヨタ自動車アンテロープス)が両種目で金メダルを目指します。春先にバスケットボール競技全体の予備メンバー登録が終了しており、追加登録もできないために選手選考が難航していました。すでに登録済みであり、なおかつU23という年齢制限にもマッチしている馬瓜選手に快諾していただいたとともに、女子日本代表も全面的なバックアップをしてくれたことで両種目への出場が実現しました。3×3も5人制も両方行き来できることを体現するパイオニアとして、その活躍に期待しています。
■3×3男子日本代表
宮越 康槇(拓殖大学4年)
杉本 天昇 (日本大学2年)
荒川 颯 (拓殖大学3年)
松脇 圭志 (日本大学3年)
■3×3女子日本代表
馬瓜 ステファニー(トヨタ自動車アンテロープス)
宮下 希保 (アイシン・エイ・ダブリュ ウィングス)
奥山 理々嘉 (八雲学園高校 3年)
今野 紀花 (聖和学園高校 3年)