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AKATSUKI FIVE 男子日本代表は負けられないWidow3へ向け、『日本一丸』でFIBAワールドカップ アジア地区1次予選突破を誓う

2018年6月11日

達筆な篠山竜青選手が書いた決意の『日本一丸』

八村塁選手も合流し、Window3へ向けてすでにはじまっている強化合宿

 本日6月11日(月)、FIBAワールドカップ アジア地区1次予選 Window3へ臨む24名の登録メンバーを発表したAKATSUKI FIVE 男子日本代表チーム。5月中旬から少しずつ候補選手が集まりはじめ、すでに強化合宿を行っていたウィリアム・ジョーンズカップ出場チームとともにコンディションを上げていました。メンバーが揃った6月からは、18名で本格的な強化合宿をスタートさせています。

 日本にとって待望のビッグマンであるニック・ファジーカス選手(川崎ブレイブサンダース/211cm)と八村塁選手(ゴンザガ大学/203cm)の加入は明るいニュースであり、フリオ・ラマスヘッドコーチも「現時点でのベストチーム」と自信を持っています。Window3へ向け、ラマスヘッドコーチが求めるシステムを吸収することに専念しています。

 八村選手は「リバウンドの部分でチームを助けたいです」と言い、ファジーカス選手とともに日本の弱点を補う救世主として期待されます。また、ファジーカス選手が起点となることで、これまで以上にピック&ロールが大きな武器となります。6シーズンに渡って川崎でともに戦ってきた辻直人選手は、「Bリーグで起こっていることと同じオフェンスの展開ができると思いますし、八村選手もインサイドにいることでディフェンスでの的が絞りにくくもなります。そこでアウトサイドから3Pシュートを決めきることが僕の仕事でもあります」とバリエーションが増やし、勝利に向かって強化を進めています。

 負けられないWindow3のオーストラリア戦(6月29日(金)19:40/千葉ポートアリーナ)、チャイニーズ・タイペイ戦(7月2日(月)19:00/アウェイ)はもちろん、今週末(6月15日(金)・17日(日))に行われる韓国との強化試合を含め、「全てを勝ちにいきます」とラマスヘッドコーチは力を込めます。ファジーカス選手と八村選手にとっては日本代表としてのデビュー戦が早速待っており、Window3へ向けた良い準備となる結果が求められます。

 現在4連敗中の日本がアジア地区1次予選を突破するにあたり、チャイニーズ・タイペイの試合結果も大きく関わってきます。Window3での2試合における最悪のパターンは、6月29日の初戦で日本がオーストラリアに敗れ、チャイニーズ・タイペイがホームでフィリピンに勝利した時点で、予選敗退が決まります。逆に日本が勝ち上がるためのパターンは以下の通りです。

・6月29日にチャイニーズ・タイペイがフィリピンに敗れ、日本が2連勝した場合
・6月29日に両チームがともに敗れるか勝った後、日本がチャイニーズ・タイペイに2点差以上で勝利した場合
・6月29日に両チームがともに敗れるか勝った後、日本がチャイニーズ・タイペイに1点差で勝利した場合は、両チームの勝ち点と得失点差が並ぶため、全試合の総得失点差で上回っていれば2次ラウンド進出

 希望ある選手が加入しても、厳しい状況は変わりません。しかし、希望を捨てずに立ち向かっていくために、AKATSUKI FIVEが掲げた決意の一筆が『日本一丸』です。達筆な篠山竜青選手(川崎ブレイブサンダース)が筆を執りましたが、この言葉への思いはチーム全員で決めたことです。

「Window3の残された2試合は、僕らAKATSUKI FIVEとして戦っていますが、試合に出ている5人だけではなく、ベンチにいるメンバーやスタッフに限らず、日本のバスケットボール界が一つになって戦ってもらえるようにこの言葉を書きました。今回選ばれた24名は、一人だけの力でここにいるわけではありません。支えてくれる家族や友人、チームメイト、そして応援してくれているファンの皆さんと本当に様々な人のおかげでここに立つことができています。プレイしている選手だけではなく、支えてくれている人たちや応援してくれている皆さんの気持ちもしっかりと巻き込んで、日本のバスケットボール界が気持ちをひとつにして戦いたいと思っています。皆さん、熱い応援をよろしくお願いします」(篠山選手)

 ラマスヘッドコーチも、「勝利するためには我々の力だけではなく、皆さんの応援が必要であり、一緒に次のステップに向かっていきましょう」と呼びかけ、FIBAワールドカップ出場、その先に待つ東京オリンピックを目指します。『日本一丸』となって、AKATSUKI FIVEへのご声援をよろしくお願い致します。

■バスケットボール男子日本代表国際強化試合2018

「日本代表 vs 韓国代表」
【東京大会】2018年6月15日(金) 19:30
テレビ放送:フジテレビ NEXTにて生中継
【宮城大会】2018年6月17日(日) 13:30
テレビ放送:BSフジ、フジテレビ NEXTにて生中継

http://akatsukifive-men-2018.japanbasketball.jp/

■FIBAバスケットボールワールドカップ2019 アジア地区 1次予選Window3 概要

ホームゲーム「日本代表 vs オーストラリア代表」
2018年6月29日(金) 19:40試合開始予定(@千葉ポートアリーナ)

アウェーゲーム「チャイニーズ・タイペイ代表 vs 日本代表」
2018年7月2日(月) 19:00試合開始予定(@チャイニーズ・タイペイ/ Taipei Heping GYM)
※試合開始予定時間はいずれも現地時間

http://fibaworldcup2019-asian.japanbasketball.jp/