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【ロンドン2012パラリンピック特集】 ハヤテジャパン 宮島 徹也選手
2012年8月27日
8月29日(水)にイギリス・ロンドンで開幕する“パラリンピック”へ出場する車椅子バスケットボール男子日本代表チーム「ハヤテジャパン」。
日本初参加となった1964年東京パラリンピック以来、11大会連続出場中の車椅子バスケットボール男子日本代表チーム。これまでの最高成績は1988年ソウル大会、そして前回2008年北京大会の7位。強化合宿や海外遠征を重ねてきたハヤテジャパンの目標は、準々決勝の壁を乗り越えベスト4進出。さらにメダル獲得を目指します。
宮城MAXが中心となり、さらに北京パラリンピック経験選手も多く、長い年月をともに過ごした分、チームワークは抜群。スピードを活かした疾風(ハヤテ)の如く、世界の強豪に立ち向かいます。
ハヤテジャパンを率いる岩佐 義明ヘッドコーチ、日本代表12名全選手のロンドンパラリンピックへ向けた意気込みをご紹介します。
#13 宮島 徹也選手 (富山県WBC) クラス4.0/23歳
パラリンピック出場歴:2008年北京大会
─ パラリンピックとはどういう舞台ですか?
世界選手権とはまた違い、いろんな競技が集まって行われるので、スポーツをする選手たちにとって最高の場所です。すごく楽しみにしています。
─ 目標であるベスト4へ向けてやらなければいけないことは?
自分が求められているのは、インサイドに入ってディフェンスを崩すプレイなどですので、そこはしっかり役割を果たせるようにしたいです。
─ 北京パラリンピックに出場した時よりも成長していると感じている点は?
北京パラリンピックの時も求められるプレイは同じようなことでしたが、さらに自分自身もレベルアップしましたし、外のスペースを作り出すことを勉強しました。
─ 北京パラリンピックを経験した選手が多いこのチームのメリットは?
チームとしてのコミュニケーションは長年一緒にやってるだけあってうまくいっています。また、出場した選手たちは少なくとも経験はありますので、その点は今回初めて出場するメンバーにもイメージしやすいように雰囲気などを話したりしながらチームとして準備しています。ほとんどが宮城MAXの選手でもありますので、僕ら他のチームの選手たちが宮城MAXに溶け込むようにもして、チーム力を上げています。
─ 予選同グループであるドイツ、イギリスとは、今年の強化遠征で何度も戦って来ましたが、ポーランドとコロンビアに対する情報はありますか?
ポーランドとは世界選手権で対戦しました。ある程度のキープレイヤーの情報は入ってきています。コロンビアは情報が少ないので、逆に対戦するのが楽しみでもあります。
─ このチームの特徴は?
これまでスピードを追求してきましたが、さらにいろんなエントリープレイが導入されました。みんなで統一した考えを持ってプレイできれば、良い結果につながると思います。
─ ロンドンパラリンピックへの意気込みを!
1試合1試合、自分のできることを精一杯出し切り、あとは楽しむことを一番に考えて戦ってきたいです。