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【ロンドン2012パラリンピック特集】 ハヤテジャパン 香西 宏昭選手
2012年8月14日
8月29日(水)にイギリス・ロンドンで開幕する“パラリンピック”へ出場する車椅子バスケットボール男子日本代表チーム「ハヤテジャパン」。
日本初参加となった1964年東京パラリンピック以来、11大会連続出場中の車椅子バスケットボール男子日本代表チーム。これまでの最高成績は1988年ソウル大会、そして前回2008年北京大会の7位。強化合宿や海外遠征を重ねてきたハヤテジャパンの目標は、準々決勝の壁を乗り越えベスト4進出。さらにメダル獲得を目指します。
宮城MAXが中心となり、さらに北京パラリンピック経験選手も多く、長い年月をともに過ごした分、チームワークは抜群。スピードを活かした疾風(ハヤテ)の如く、世界の強豪に立ち向かいます。
ハヤテジャパンを率いる岩佐 義明ヘッドコーチ、日本代表12名全選手のロンドンパラリンピックへ向けた意気込みをご紹介します。
#7 香西 宏昭選手 (千葉ホークス) クラス3.5/23歳
パラリンピック出場歴:2008年北京大会
─ これまで海外遠征を積み重ねてきた中で見えたものは?
北京パラリンピックには出場しましたが、その時に比べて世界のレベルに近づけていると感じました。しかし、まだ勝つところまではいけていません。良い試合ができるところまできたのは少し自信にはなりましたが、勝てていませんので、しっかり勝つためにこの最終合宿に取り組んでいます。
─ 最終合宿ではどのようなことを確認されていますか?
遠征の中で見えた課題や新しく取り組んでいること、あとはチームとしてコミュニケーションを高めることを行なっています。
─ 世界のチームに比べて日本の良い点とは?
成長のスピードと言うか、度合いはすごく感じています。イギリスと何度か対戦しましたが、ヨーロッパ遠征で対戦時に比べて、その後のオーストラリア遠征で対戦した時の方がすごくチームが成長していると実感しました。イギリスと比べても、成長している自信はあり、そこが日本の秀でている点だと思います。
─ チームの中での役割は?
シュートを打つことはもちろんですが、自分にシュートがあるということを相手に見せてディフェンスを引き出し、そこからのピック&ロールやスクリーン&ロールに持っていくようなオフェンスを組み立てることです。周りにパスを散らして、仲間たちに得点をしてもらうことを意識してプレイしています。ディフェンスでは、コート上のリーダーとなり、指示を出したりしながらスムーズに相手を押さえられるようにしたいです。
─ 香西選手は日本代表の中でも大きい選手の一人ですが、海外の選手と比べるとどの程度になるのでしょうか?
藤本選手が世界レベルの高さに近いですが、日本は全体的に小さいですし、自分自身も小さいです。そこは頭を使ったプレイやスピードを使った平面のバスケットボールで立ち向かっていかなければいけません。
─ ロンドンパラリンピックへの意気込みを!
目標であるベスト4を狙って、この最終合宿でも成長して、パラリンピックでも1試合1試合戦って行くごとにチームが成長できるように全力を尽くして頑張ってきます。