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平成24年度女子ユニバーシアード日本代表チームは、ジョーンズカップへ向け出発
2012年7月6日
「第34回ウィリアム・ジョーンズカップ」出場へ向け、ハヤブサジャパン 平成24年度バスケットボール女子ユニバーシアード日本代表チームは、7月4日(水)、5日(木)の期間、JX体育館にて事前合宿を行いました。
ウィリアム・ジョーンズカップには、チャイニーズ・タイペイの実業団2チーム(中華電信、國泰人壽)、インド代表、マレーシア代表、アメリカNCAA Division3のチャップマン大学に日本を合わせた6チームが参加します。初戦のインド代表戦へ向け、昨年のFIBA ASIA選手権時の試合映像を入手し、相手の特徴などを見越した対策を行いました。また、前回合宿後に行ったチャイニーズ・タイペイ遠征で見えた課題点を修正し、約束事の確認にこの2日間の合宿を費やしました。
「本番は来年のユニバーシアードですので、このウィリアム・ジョーンズカップも一つのセレクションであることは間違いありません。それは選手だけでなく、ヘッドコーチである私も一緒です。まずは目の前の試合に勝とうと選手たちには言いました。もちろん優勝を目指してはいますが、冷静に考えてチャイニーズ・タイペイの実業団2チームはレベルが高いです。その2チームを相手にどれだけ頑張るかが目標です。その他のマレーシア、インド、チャップマン大学は勝たなければいけない相手だと思っています」と伊與田 好彦ヘッドコーチ(愛知学泉大学)はウィリアム・ジョーンズカップでの目標を掲げ、来年のユニバシアードへとつなげていきます。
チームキャプテンである篠崎 澪選手(松蔭大学 3年)は、「コミュニケーションも段々と取れ始めてきており、前よりは声も出てきましたのでチームとしては良くなっています。元気が良いガード陣が、チームを盛り上げてくれています。自分たちの持っている力を100%出し切り通用する点、通用しない点をしっかりと試して来年の本番に活かしたいです。個人的には、最低毎試合20点を目標に頑張ります」と意気込みを話しました。
また、初の国際大会での成長が期待される小菅 由香選手(日本体育大学 3年)は、「ウィリアム・ジョーンズカップで得られる経験を今後も活かせるように、本番へ向けたひとつの通過点としてしっかりと吸収し、試合を通じて成長していきたいです。1on1を意識して積極的に攻めていきたいです」と、力強く抱負を語りました。また、チャイニーズ・タイペイ遠征でも対戦した中華電信について、「外からのシュートも入るし、インサイドのセンター陣もうまく、どのポジションからも得点を取れるチームです。身長はさほど変わらないのですが、体格は大きかったです」と、その印象を話してくれました。
会場を提供してくれたJX体育館には、帰国したばかりの日本代表選手らが見学に来ていました。その日本代表選手らと話をした守谷 志保コーチ(江戸川大学)は、「日本代表選手は本当に悔しがっていました。しかし、それは全力を出し切ったからです。みんなは日本代表の下に位置する世代です。ウィリアム・ジョーンズカップでは全ての力を出し切り、本番であるユニバーシアードにつながる戦いをしましょう。まだまだ上に行ける力をみんなは持っています」と、選手たちを励ます言葉をかけました。日本代表の戦いをテレビで観戦した篠崎キャプテンは、「オリンピックとジョーンズカップではレベルは違いますが、日の丸を背負っていることは一緒ですので、しっかり勝ちにこだわって戦ってきます」と話し、日本代表の熱い戦いは、確実に下の世代へと受け継がれています。
ウィリアム・ジョーンズカップは、7月7日(土)から11日(水)、6チームによる総当たり戦が行われます。優勝目指し、ハヤブサジャパン 女子ユニバーシアード日本代表は、本日、チャイニーズ・タイペイへ向かいました。オリンピック世界最終予選に続き、妹分となるハヤブサジャパンへのご声援をよろしくお願いいたします。
■ウィリアム・ジョーンズカップ 日本戦試合日程
7月7日(土) 16:00 日本 vs インド
7月8日(日) 16:00 日本 vs チャップマン大学(アメリカ)
7月9日(月) 16:00 日本 vs 中華電信(チャイニーズ・タイペイ)
7月10日(火) 16:00 日本 vs マレーシア代表
7月11日(水) 18:00 日本 vs 國泰人壽(チャイニーズ・タイペイ)