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ゼビオチャレンジ 「東日本大震災」被災地復興支援 バスケットボール女子日本代表国際親善試合2012 兼 FIBA女子オリンピック世界最終予選壮行試合は3連勝で終了

2012年5月23日

 ゼビオチャレンジ 「東日本大震災」被災地復興支援 バスケットボール女子日本代表国際親善試合2012 兼 FIBA女子オリンピック世界最終予選壮行試合は、たくさんの方にご来場いただき無事に終了しました。ご声援ありがとうございました。本日、ハヤブサジャパンは束の間のオフを過ごしており、トルコ遠征に備えています。

 第3戦 東京大会を終えた記者会見で、スロバキア代表のイワンヘッドコーチに、日本の印象についての質問がありましたのでご紹介します。
 「日本はアグレッシブなディフェンスと3Pシュートの精度の高さ、そしてクイックネスがありトランジションが速いチームです。私たちや世界に比べても身長差は不利な点になりますが、その長所であるディフェンス、クイックネス、トランジションを生かしていけば、日本はさらに飛躍できるでしょう。あえて助言をさせてもらえば、ルーズボールを追いかける時、国際ルールではファウルを獲られるケースが高いです。今回はホームゲームであり、日本のバスケットを理解したレフェリーでしたが、今後はアウェーの環境、そして世界のチームと対戦していく上で、どのような状況でファウルを獲られるかを判断しなければいけません。ファウルはチーム状況を苦しめるものです。いかにファウルを避けるかがキーになってきます」
 スロバキア代表チームは今朝、岐路に着きました。

 第3戦は「たくさんの課題が出たゲーム」と内海ヘッドコーチが話していましたが、調整中のためベンチで見ていた大神雄子キャプテンは、次のように印象を語ってくれました。
 「オリンピック最終予選を前に、日本のファンの皆様の前でプレイできたことはとても元気をもらえましたし、非常に意味のある3試合でした。選手たちはもちろんゲームに勝つために一生懸命戦いましたが、『本当にこれで世界最終予選を戦えるのか』『こんなので良いのか』と、この現状をしっかり評価していただきたいと思います。この結果を受け、私たちはさらにもがきながらもどうやって世界と戦っていくかをしっかりと考えつつ、万全な状態で世界最終予選に臨めるかどうかは、残る1ヶ月にかかってきます。最後は勝ちましたが、内海ヘッドコーチがおっしゃるように課題が多かったことを受け止め、残りわずかな期間ですがしっかり練習していかなければいけないと思っています」

 勝利の立役者である#12吉田亜沙美選手もまた、「今日の試合はオフェンスで足が止まってしまいました。また、相手のディフェンスの強さに受けてしまい、攻めきれませんでした。もう少し一人ひとりが動きながらプレイしなければいけませんし、1on1の意識を持つ必要があります」と課題点を挙げ、さらに上を目指すためにも意識を高めていくことを強調しました。

 さらに、内海ヘッドコーチからも具体的な反省点が挙げられました。
 「オフェンスのタイミングが悪かったです。また、トランジションの中で流れを作って攻めなければいけませんが、これもできていませんでした。非常にターンオーバーが多く、それもリズムが悪くなった原因です。そして課題であるリバウンドに関しては、もっともっと頑張らなければいけません。相手が『10』頑張っているのであれば、我々は『20』頑張らないと世界で勝つという結果は見えてきません。また、その努力の先に我々のリズムが出てくると思います。その点を修正しながらトルコ遠征に向かいます」

 ハヤブサジャパンは、5月25日(金)よりトルコ・アンタルヤへ出発し、国際招待試合に参加。今遠征では、トルコ(FIBAランキング21位)、ベラルーシ(FIBAランキング10位)、モンテネグロ(FIBAランキング40位)と対戦します。

 ファンの皆様の前で3連勝を飾ることができたFIBA女子オリンピック世界最終予選壮行試合でしたが、まだまだ通過点。ロンドンオリンピック出場を目指し、さらなる強化を続けていきます。
 引き続き、ご声援をよろしくお願いいたします。